ふるさとへの便り

トルコの首都アンカラ

障がい者個別支援 訓練施設で活動、成果
写真:職場の園庭内の樹氷。ホントに美しい=トルコ

職場の園庭内の樹氷。ホントに美しい=トルコ

 岐阜の皆さま、メルハバ・ナッスルスヌズ? チョクソーゥクオルドゥ・ディルミ?(こんにちは、お元気ですか?寒くなりましたね)。

 今私の住むトルコ共和国の首都アンカラでも日に日に気温が下がっています。また1年前のように氷点下20度近くなるのを今から覚悟しています。

 さて今回は私の活動について少しお伝えします。活動先はアンカラ南部の知的障がい者のための訓練・支援施設の本部です。3歳から60歳以上まで100人余の人たちが通所・入所しています。

 着任当初は英語が通じないことが分かり、そんなはずでは?と戸惑いました。全身を目と耳にしてコミュニケーションのてだての模索から始めたのがついこの間のようです。 歴史も文化も国民性も全く異なる所で、言葉が通じないのは理解も意思表示も困難でしばらくはもやもやした時を過ごしましたが、理屈を言葉で、と焦るより利用者の人に個別対応のプログラムを組み実践を始めました。

 トルコの人たちは歴史に培われたものか、プライドが高く、他からの意見には耳を貸したがらないので、目に見えるデモンストレーションの形にしました。今では個別指導を行う程度にはことばも使えるようになり、利用者もとても喜んで来てくれています。

 この結果自体が、障がいのある人たちへのここでの以前の対応との違いを意味するのですが…。彼らとの関わりには国境はありません。最近やっと同僚たちが自分の仕事の姿勢を少し振り返り始めたように感じています。

 ここに至るまでの間、この現場だけで、しかも目にするだけではトルコの教育・福祉の体制が分かりづらいので、国の施設も訪問し、この1年は学生に交じって、国立大の特別支援教育学科で週1日の聴講と教育実習に参加しています。

 こうした中から教育の状況も知ることができ、私の活動先の問題や疑問点も独自に考えられるようになりました。今後は国内14カ所の他の支部へも視察に行く予定です。

 次の機会あらばトルコの様子についてお伝えしたいと思います。

ケンディネ・イイバク!(お元気で!)

【杉山照子さん 】
写真:杉山照子さん さん
すぎやま・てるこ 県内の市立療育センターで障がい児の療育に携わり、定年後スリランカでの3度の短期派遣を経て、2011年7月より2年間トルコにてシニア海外ボランティアとして知的障がい者支援財団の本部で活動中。各務原市出身。66歳。

「ふるさとへの便り」一覧