ふるさとへの便り

アフリカのガボンで魚養殖の技術指導

データ集め職員に説明
写真:個人養殖池訪問指導時の様子=ガボン、オイエム市内

個人養殖池訪問指導時の様子=ガボン、オイエム市内

 アフリカの地にやってきて1年と数カ月がたちました。この国に降り立った時はどのような2年間が待っているかと期待でいっぱいでした。しかしそれらの期待は大きく裏切られたり、時には期待を超えたりとアフリカという地は日本では想像できないことが毎日起こる土地です。

 私は今アフリカの西側、赤道直下、大西洋に面したガボン共和国にいます。この国は石油、マンガンなどの地下資源の豊富な国であることに加え木材の輸出量も多くアフリカの中でも経済発展している国の一つに数えられています。

 私のいる街は4番目に人口の多い街で州都オイエムといいます。この街はカメルーンや赤道ギニアへ向かう国道沿いに位置し毎日隣国から野菜が輸入され市場は新鮮な野菜が山積みになります。標高900メートル程度に位置するオイエムは日中でも30度を超えることは少なく寒い時期では毛布がないと寒くて寝られません。

 私の活動先はオイエム養殖ステーションです。当試験場の主な仕事は一般養殖家への技術指導、稚魚繁殖、稚魚販売そして成魚販売などがあります。私はそれら仕事の中から一般養殖家への技術指導を担当し、そのためのデータ収集やそれら結果の職員への解説を行っています。日本と異なる職員の働き方を考慮しながら、どのようにしたら効果的な説明資料を作ることができるかと考えながら活動をしています。

 その日の活動が終わると家に戻る前に必ず友人の商う雑貨屋に立ち寄ります。今日の出来事、友人の事、日本の事などいろいろな話をします。一日でも顔を出さないとどうしてあいさつに来ないのだと注意されます。この国では顔を見せあいさつするということはとても大切なことなのです。このような店が数件あるので家に帰るだけでもちょっとした時間を費やすこととなります。

 この先まだまだ想像を超えることがたくさんあると思います。せっかくの2年間のアフリカ生活、元気にけがなく終えたいと思っています。

【森川彰さん】
写真:森川彰さんさん
 もりかわ・あきら 開発援助コンサルタント会社を経て2011年6月から青年海外協力隊員としてガボンに派遣。オイエム養殖ステーションで養殖技術指導を行う。可児市出身。39歳。

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