ふるさとへの便り

オーストラリア

日本との観光促進を
写真:和食レクチャー・デモンストレーションの様子=オーストラリア、キャンベラ市内

和食レクチャー・デモンストレーションの様子=オーストラリア、キャンベラ市内

 昨年4月からオーストラリアの首都キャンベラにある日本大使館に勤務しており、赴任からちょうど1年が経過したところです。現在は秋真っ盛りで、街路樹は色鮮やかに紅葉しています。

 今回は「日豪観光交流年」について紹介します。2013年は、日本とオーストラリアの両国間における観光の促進、交流をより深めることを目指して、オーストラリア政府観光局と日本政府観光局(JNTO)が「日豪観光交流年」と設定しました。

 これは、今からちょうど50年前の1963年に奈良県大和高田市とニュー・サウス・ウェールズ州リズモア市が、日豪間で初めて姉妹都市関係を結んだことにちなんで設定されたものです。また、キャンベラは奈良市と姉妹都市関係にあり、こちらは今年が20周年に当たるなど、その他の多くの姉妹都市間でも節目を迎える年です。

 JNTOによると、豪州からの観光客数はスキー需要が好調であったことに加え、昨今の円安の進展もあり、3月末までのところ対前年比で28%増加しているそうです。今後も、両国間のさらなる観光交流の促進を目的として、豪州各地でさまざまな観光誘客、文化紹介イベントが開催される予定です。

 また、この「日豪観光交流年」に合わせて、当地の公営テレビ放送局が日本への旅と料理、食材をテーマとしたシリーズ番組を9月ごろ全豪で放映する予定であり、日本各地で収録が行われています。

 豪州では食文化に対する関心が高く、料理をテーマとした豪州版「料理の鉄人」などのテレビ番組も非常に人気が高いです。そこで、料理を通じて日本に関心を持ってもらおうと、先月「和食レクチャー・デモンストレーション」を当地で開催しました。これは、大使館の公邸料理人が講師となり、地元で入手できる食材を使って手軽に調理できる日本料理を紹介するものです。平日の開催にも関わらず多くの市民が参加し、手巻き寿司などの調理方法を熱心に学んでいました。

 このようなイベントを通じて、少しでも多くの方々が日本文化や日本料理などに関心をもって訪日し、日本と豪州との友好の絆が強まることを願ってやみません。

【青木正幸さん】
写真:青木正幸さんさん
 あおき・まさゆき 2012年4月赴任。在豪州日本国大使館一等書記官として勤務(岐阜県から出向)。広報文化班に所属し、主に日本文化紹介行事やWeb上の広報業務を担当。羽島市出身。36歳。

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