ふるさとへの便り

ボリビア

踊りに熱中、文化学ぶ
写真:チームの仲間と撮影=ボリビア

チームの仲間と撮影=ボリビア

 私は現在、ボリビアで青年海外協力隊・看護師隊員として、プナタという小さな街の病院で活動しています。2年間の任期も残すところ1カ月です。

 主な活動は、現地の看護師たちへの技術指導、市民への衛生教育などです。しかし、この2年間の活動はなかなかうまくいきませんでした。会議や講習を行おうと声を掛けてもすんなりとは集まりません。二重三重にお知らせをしても誰も来なかったり。自分のふがいなさを感じながら、言葉の壁や文化の違いもあり、ここの生活をつらいと思ったことも一度や二度ではありません。

 そんな中、ボリビア生活で熱中したのは「踊り」でした。日本にいたころ、盆踊りが好きで、毎年夏になると郡上の徹夜踊りに足を運んでいました。南米にはフォルクローレという伝統音楽と踊りがあります。ボリビアは南米の中でも特に盛んで、数十種類の踊りがあります。リャマ狩りの様子を表したものや奴隷監修者の踊り、征服者と共に南米大陸に上陸した黒人奴隷たちの踊り、キリスト教の七つの大罪の悪魔を天使が打ち破る様子を表したものなどさまざまです。

 その中から私が挑戦したのはティンクという踊りです。ティンクは村と村との殴り合いのけんか祭りを表わした踊りで、現在も一部地域では本当に殴り合いのけんかをしてお祭りをしています。けんかを表す踊りのため動きも激しく、住んでいるところは標高も高いので5分も踊るともう息が上がります。ところがボリビアの一般的なお祭りは、4〜6時間ほど掛けて街中を踊り歩きます。そのため、途中何度もくじけそうになりますが、道路脇の大勢の住民や観客から声援をもらい、飲み物をごちそうになりながら最後まで踊り切ります。今年は毎年2月に行われるユネスコ世界無形文化遺産のオルロのカーニバルにも参加することができました。残りの任期もわずかですが、活動とともにボリビアの文化をしっかり学んで帰りたいと思っています。

【横田真希さん】
写真:横田真希さんさん
 よこた・まき 名古屋市内で看護師として勤務後、2011年6月から現職参加で青年海外協力隊・看護師隊員としてボリビアへ派遣。加茂郡川辺町出身。31歳。

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