ふるさとへの便り

サモア

ボランティア40年の絆
写真:サモア独立50周年とJICAボランティア派遣40周年を祝う記念式典

サモア独立50周年とJICAボランティア派遣40周年を祝う記念式典=東京都内

 サモア独立国は人口約18万人、岐阜県の4分の1ぐらいの面積であり、日本からは直行便がないので、乗り継いで約1日かかります。4月12日の便りでは、配属先の紹介や、私の活動について触れましたが、今回は小さくて遠い南の島国と、日本との関わりについて、お伝えしたいと思います。

 昨年6月1日から1週間、サモア独立国では、国連信託統治領からの独立50周年を祝う式典やイベントが、盛大に行われました。そして、日本でも駐日サモア大使館主催による、サモア独立50周年とJICA(国際協力機構)ボランティア派遣40周年を祝うレセプションが、東京のホテルオークラで行われました。約250人のボランティア経験者とその家族が招待され、森喜朗元首相の乾杯でスタートしたレセプションでは、2国間の絆がさらに深まったものと思っています。

 サモア独立国に派遣された日本人ボランティアは、累積で550人程度となっており、サモアの教育環境やインフラの整備に貢献してきました。サモア人は、日本人だと分かると親しげに声をかけてくれますが、日本人に対する好印象は多くのボランティアを通じたソフト面での交流もひと役買っていると思っています。

 また、昨年9月には、サモア独立50周年とボランティア派遣40周年を祝う式典が、サモア人を招待してJICA主催にて行われました。首都アピアにあるホテルでの式典では、若手ボランティアによる、よさこいソーランと、サモアの高校生の踊るサモアンダンスで大いに盛り上がりました。

 2009年に駐日サモア大使館がオープンしましたが、今年1月には、待ちに待った駐サモア日本大使館が首都アピアにオープンしました。本格的な稼働はもう少し後とのことですが、サモア独立国と日本の交流が、さらに発展することが期待されています。

【北住 基さん】
写真:北住 基さんさん
 きたずみ・はじめ 電機メーカーを定年退職し、2011年9月末からシニアボランティアとして、サモア独立国のサモア国立大学にて冷凍機器・空調を指導中。中津川市出身。63歳。

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