ふるさとへの便り

ニカラグア

老朽発電所を改修へ
写真:子どもたちとの植樹=ニカラグア

子どもたちとの植樹=ニカラグア

 こんにちは、JICAシニア・ボランティアの淺野です。日本から約1万7千キロ、時差約14時間の中南米ニカラグアよりお届けします。

 今活動している所は、首都マナグアの北約90キロの山中にあるカルロス・フォンセカ水力発電所です。この発電所は当国では1、2の規模の発電量を誇っています。25メガワットの水力発電機2台で50メガワットの電気を発電し、全土に送電しています。ニカラグアの一般家庭は電灯2、3個とテレビという家庭が多いので、ここの発電量で全土の数%を発電している大変重要な発電所です。

 着任した3月は乾季で雨が降らず、ほとんどの草や木が枯れているように見えました。気温も30〜34度と高くとても大変な時期でした。現在はこちらで言う冬です。気温も26〜29度と過ごしやすいです。しかし、9月に入ってからは大雨が続いています。社宅の玄関ギリギリの所まで浸水したこともありました。

 ここでの仕事を紹介します。カルロス・フォンセカ発電所は建設以来、約50年が経過し老朽化が進んでいるため改修計画が持ち上がりました。どこをどのように改修するのか、どんな技術を取り入れるのかなど検討項目がいっぱいです。銀行からの融資により改修を行うため、しっかりとした改修計画が必要なのです。また、詳細な改修計画を策定するため来年、数カ月間発電を停止して行う調査も控えています。

 日本の発電所と違い、この発電所には約120人が働いています。電気や機械、土木の技術者をはじめ、食事を作ったり社宅の掃除や洗濯をしてくれる人、運転手などさまざまな人が働いています。広大な発電所敷地内には野球場、バスケットボールコート、プール二つなどがあります。また、小学校もあり30人くらいの地元の子どもが通ってきています。前回は、発電所で取り組んでいる植樹を子どもたちと一緒に学校で行いました。忘れてはいけないのが、植えてあるマンゴーの木です。500本近くあり、どこかの木には必ず実がなっています。日本では高価なマンゴーですが、ここでは簡単に手に入ります。

【淺野一博さん】
写真:淺野一博さんさん
 あさの・かずひろ 電力会社勤務を経て、2013年3月からシニア海外ボランティアとしてニカラグアに派遣。ニカラグア電力公社(カルロス・フォンセカ水力発電所)で水力発電施設保守を指導。羽島市出身。58歳。

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