ふるさとへの便り

フランス

自治体交流サポート
写真:自治体向け見本市「サロン・デ・メール」会場における茶道デモンストレーションの様子=フランス、パリ市内

自治体向け見本市「サロン・デ・メール」会場における茶道デモンストレーションの様子=フランス、パリ市内

 今年4月から財団法人自治体国際化協会(CLAIR(クレア))パリ事務所で勤務を始め、8カ月が過ぎようとしています。クリスマスが近づき、パリでもイルミネーションが始まりました。今回は、私が勤務するクレアの事業を紹介したいと思います。

 クレアは東京に本部があり、各地域での語学指導のために諸外国から青年を招く「JETプログラム」、日本の自治体の海外活動支援や多文化共生社会の推進など、地域の国際化に関するさまざまな事業を行っています。

 クレアパリでは、主にヨーロッパのフランス語圏などで日本の自治体の活動を支援しています。具体的には、都道府県や市町村などが、フランスの自治体が取り組む「子育て支援」や「環境に優しい公共交通」などの先進事例を訪問調査する際のサポート業務が挙げられます。

 また、フランスではヨーロッパ最大の日本関連イベントである「ジャパンエキスポ」をはじめ、国際的な展示会が年中開催されており、日本の自治体にとってもPRの場が豊富なため、クレアパリでも出展サポートを行っています。

 事務所では、北海道から沖縄まで全国の自治体を支援していますが、私はこれまで、岐阜県をはじめとする中部地方の自治体を中心に担当しました。フランスの自治体との交流は、言葉の問題に加え、文化や仕事の進め方の違いが大きいため、この違いを日本の皆さんに丁寧に説明し、フランスの方々に良い印象を持ってもらえるよう心掛けています。

 また、クレアパリが主体となって、フランス国会上院と共催した「日仏地方自治フォーラム」や、全仏市町村長会総会に併せて開催される見本市「サロン・デ・メール」などに出展し、フランスの自治体関係者に、日本の地方自治制度、クレアの事業や日本の文化などを紹介し、ネットワークの拡大を目指しています。

 その他、日仏両国の自治体首長が一堂に会して共通の課題を議論する「日仏自治体交流会議」の運営や、フランスの自治体幹部を日本に招へいするセミナーも主催しています。

 クレアパリの活動を通して、日本や岐阜県の良さをフランスに紹介し、日仏間の交流や相互理解を深めるお手伝いができればと思っています。

【堀部貴子さん】
写真:堀部貴子さん
 ほりべ・たかこ 今年4月、岐阜県庁から財団法人自治体国際化協会パリ事務所に派遣。所長補佐。担当業務は、日本とフランスの自治体間交流支援。その他にフランスの自治体や関係機関との調整、見本市出展などによる広報、フランス自治体幹部職員招へいセミナー事業などを担当。本巣市出身。

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