ふるさとへの便り

ナミビア

民族で異なる「速度」
写真:下水道プロジェクトの同僚=ナミビア、ヘンティスベイ

下水道プロジェクトの同僚=ナミビア、ヘンティスベイ

 お久しぶりです。岐阜の皆さん、お元気でしょうか。アフリカ南部ナミビア共和国から昨年8月以来の寄稿となります。こちらは南半球ということもあり、季節が日本とは逆になり、ただ今本格的な夏です。皆、炎天下の中、いい汗をかいています。

 早いもので、もう私がナミビアに来て1年半がたちました。現在、町の下水道工事に従事しているのですが、右も左も分からないままの作業が続いていた赴任当時に比べ、だいぶん活動が円滑に進むようになってきました。

 初めは何を言っているか分からなかった現地語も毎日耳にしているため、少しずつ大体どのような内容なのか分かってきたような気がします。ナミビア人の大半は英語を公用語として生活しているのですが、地域によって民族が異なり、普段の生活の上では現地語で会話する人がほとんどです。彼らとあいさつだけでも英語ではなく現地語でコミュニケーションを取るだけで、接する態度も変わってきます。

 また、民族ごとに性格も違い、彼らの生活リズムに合わせることも重要なコミュニケーションの一つなのだとつくづく感じます。ナミビアには13の民族が暮らしており、仕事も性格もゆったりと時間を過ごす民族、仕事は早いがその分せっかちな民族、伝統的な衣装を身に着け遊牧生活を営む民族など、さまざまであり、その地域ごとに特色があります。

 赴任先の町ヘンティスベイは、仕事は早いがその分せっかちなダマラ族という民族が大半を占めています。アフリカには「アフリカンタイム」といったゆっくり時間を過ごす意味合いの言葉が存在するのですが、ここでは仕事が非常にはかどります。

 あと任期は半年程で終了するのですが、日本人の長所である効率化や仕事の丁寧さを生かして、この国に少しでも役に立つように活動していきたいです。

【伴 幸治さん】
写真:伴 幸治さんさん
 ばん・こうじ 岐阜市内の建設会社勤務後、2012年6月より青年海外協力隊としてアフリカ南部、ナミビア共和国に派遣。ヘンティスベイ町役場で主に下水道工事などのインフラ整備に従事。岐阜市出身。27歳。

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