ふるさとへの便り

フランス

マンガ家育成で交流
写真:ユーラジアム校での特別講義の様子=フランス・パリ

ユーラジアム校での特別講義の様子=フランス・パリ

 昨年4月から財団法人自治体国際化協会(クレア)パリ事務所で勤務を始め、1年がたちました。パリで生活していると、日本好きなフランス人が多いことに驚かされます。すしなどの和食、ラーメン、日本マンガやアニメの人気はまだまだ根強く、日本に旅行したい人、日本語を勉強中の人も多く目にします。

 今回は、このように日本人気が続くパリでマンガ家などの育成を行うユーラジアム校と、大垣市の大垣女子短期大学の交流について紹介します。

 大垣女子短期大学は、幼児教育科、デザイン美術科、音楽総合科、歯科衛生科、看護学科の5学科からなる総合女子短期大学です。日本の私立大学と同様の位置付けであるユーラジアム校とは、2010年度から学生を相互派遣するなどして交流を深めてきました。

 これまで、大垣に留学したユーラジアム校の学生は20人。フランス人学生はパリで学んだ日本語を駆使し、半年間、憧れの日本で日本人学生と共にキャンパスライフを過ごし、すっかり大垣ファンになって帰国しています。

 11年度からは、大垣女子短期大学の学生や教職員を対象とした約1カ月の短期研修事業も始まりました。これまでに17人がユーラジアム校での授業に参加し、基礎フランス語の勉強、学生宅でのホームステイなどを体験しています。

 両校は今年2月25日、学生および教職員の交流促進のための学術協定を締結し、美術、デザイン、マンガ関連分野における交流活動の推進を確認しました。協定締結会場となったパリ3区役所には、研修中の大垣女子短期大学生5人と教職員、ユーラジアム校の学生や卒業生が多数出席しました。両校の紹介や、日本人学生による自己紹介、クレアパリ事務所による岐阜県の紹介、お菓子やドリンクを囲んだ交流会など、活気あふれる式典となりました。

 また、今回の協定は、岐阜県と在日フランス大使館が推進する「フランス・岐阜/地域交流プログラム」の「教育文化・若者交流」分野における、記念すべき第1号の大学間協定と言えます。デザインやマンガ分野をきっかけとした両校の交流がさらに深まり、岐阜県とフランスを結ぶネットワークやプロジェクトが広がることを期待しています。

【堀部貴子さん】
写真:堀部貴子さんさん
 ほりべ・たかこ 2013年4月、岐阜県庁から財団法人自治体国際化協会パリ事務所に派遣。所長補佐。フランスにおける日本の自治体の諸活動の支援を総括、フランス都市連合との共催事業、事務所の経理などを担当。本巣市出身。

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