ふるさとへの便り

ジャマイカ

慣習学び課題を解決
写真:地図を見ながら水関連プロジェクトの対象地域について打ち合わせをする様子=ジャマイカ・セントエリザベス教区

地図を見ながら水関連プロジェクトの対象地域について打ち合わせをする様子=ジャマイカ・セントエリザベス教区

 私は今、ジャマイカのセントエリザベス教区事務所で働いています。教区というのは日本でいう県で、教区事務所は県庁に当たります。現在は、教区事務所が発行する各種商業免許の申請手続きの改善、干ばつが深刻な地域における効率的な上水配給手法の構築、財産税の徴収率改善、ホームページの更新などを支援しています。

 現地のことを何も知らない私にとっては情報を収集すること自体が一つの仕事になっています。教区が抱える課題を知るために、議会をできる限り傍聴し、その後、課長級職員へのインタビュー、各種関係法律の読み込み、他の関係行政機関への訪問、現地視察などを通して解決策を検討しています。最近は、仮に何かを提案することができたとしても、何かを変えることは本当に大変であることを実感しています。しかし、こちらの文化や慣習を理解しつつ、諦めずに何とか実行に移せるよう工夫しながら働いています。

 ジャマイカでの生活は、日常会話にもまだまだ苦労しているところですが、同僚はとても優しく、金曜の夜はよく一緒に飲みに行きます。ラム酒、ジャークチキン(鳥を蒸焼きにしたものでジャマイカの伝統料理)、大音量のミュージックとダンスというのがジャマイカ流の飲み会で、最初は全く踊れなかった私も少しずつですがメロディーに乗れるようになってきました。1年中非常に暑く、水道、電気などが不安定な生活に苦労することもありますが、それでも日本に帰りたいと思ったことは一度もなく、このような機会に恵まれたことはとてもありがたいと思って日々を過ごしています。残りの任期約1年間、ジャマイカにできる限り貢献できるよう頑張ります。

【木康光さん】
写真:木康光さんさん
 たかぎ・やすみつ 東京都で地方公務員を経て、2014年1月から青年海外協力隊としてジャマイカに派遣。セントエリザベス教区事務所で行政サービスの改善を支援。大垣市出身。31歳。

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