ふるさとへの便り

グアテマラ

「エコの文化」伝える
写真:カンテル市内の小学校での環境教育の様子=グアテマラ

カンテル市内の小学校での環境教育の様子=グアテマラ

 「 ¡Hola! ¿Cómo están?(スペイン語で、どうもお元気ですか?)」。初めまして。グアテマラで青年海外協力隊員として活動している中村亜未です。さて、みなさん、グアテマラといえば、どのようなイメージを思い浮かべますか? コーヒー、マヤ遺跡、いくつか思い浮かぶ人もいるかと思います。恥ずかしながら私の場合、赴任が決まるまで、グアテマラがどこにあるのか全く知りませんでした。グアテマラは、メキシコの南にある小さな国で、面積は日本の3分の1。日本からの直行便はなく、アメリカなどを経由して約16時間でかかります。

 グアテマラを含む中米では、2千年以上にわたって「マヤ文明」が栄えました。マヤ文明は建築、農耕、天文学、文字など、高度な技術や文化を持ち、中米各地で都市国家を築きました。特にグアテマラはマヤ文明の中心の地になり、ピラミッド型のマヤ文明最大規模の「ティカル遺跡」があります。またグアテマラは、人口に占める先住民族の割合が中米で最も高く、国民の約60%です。先住民族のほとんどがマヤ系で、言語はスペイン語のほかにマヤ語を話す人たちがいます。先住民の女性の多くは、マヤ文明のころから引き継がれる伝統的な手織りの民族衣装を身にまとって生活をしています。

 さて、私はケツアルテナンゴ県カンテル市役所の環境課に所属しています。主な活動は小学校を巡回し、環境の授業をしたり、ごみの収集システムを改善すべく同僚と一緒に調査をしたりしています。グアテマラの処理状況は極めて悪く、町の周辺にはたくさんのごみがポイ捨てされています。日本では、分別やリサイクルすることが当たり前の生活を送っていますが、カンテル市ではまだほとんど普及していません。また、途上国であっても携帯電話や車などがあふれ、消費する文化がある一方で、ごみの減量やリサイクルの習慣が乏しいと感じています。私の目標は分別、リサイクルシステムを構築する土台を作ること。残り1年、同僚と共に失敗を恐れず、果敢にチャレンジしていきます。

【中村亜未さん】
写真:中村亜未さんさん
 なかむら・あみ 美濃市職員。2014年3月から青年海外協力隊員としてグアテマラに派遣。職種は環境教育。関市出身。31歳。

「ふるさとへの便り」一覧