ふるさとへの便り

キルギス

ラグビー普及に尽力
写真:試合後に記念撮影する選手たち=キルギス、ビシュケク市

試合後に記念撮影する選手たち=キルギス、ビシュケク市

 岐阜の皆さん、ズドラストビーチェ(こんにちは!)。現在、私は青年海外協力隊ラグビー隊員として、キルギスで活動しています。キルギスと聞いて、どんな国か想像できる方は少ないのではないでしょうか。キルギスは中央アジアに位置する旧ソ連の国です。琵琶湖の9倍の大きさで、世界第2位の透明度を誇るイシククル湖は、避暑地として夏には世界中から観光客がやってきます。また、昨年ブラナの塔がシルクロードの経由地として世界遺産に登録されました。

 2019年に日本でラグビーのワールドカップが開催されます。これは日本で初めて開催されるラグビー・ワールドカップであると同時に、アジアで初めて開催されるラグビー・ワールドカップです。このワールドカップを「アジアのためのワールドカップにしよう」と日本ラグビーフットボール協会(JRFU)はアジアの国々へラグビーの普及のため、コーチ派遣を行ってきました。これは「アジアンスクラムプロジェクト」と呼ばれています。

 13年7月にJICA(国際協力機構)とJRFUは連携合意を結びました。こちらは「JICA−JRFUスクラムプロジェクト」と呼ばれています。これにより、派遣されるラグビーコーチは青年海外協力隊という立場で派遣されることになりました。そして、13年9月に東京での20年夏季オリンピックの開催が決定しました。7人制ラグビー(セブンス)は16年リオデジャネイロ・オリンピックから正式種目になります。つまり、これから日本のラグビーはワールドカップとオリンピックという二つの大きな大会を控えており、大変面白くなる時期といえます。皆さんも日本のラグビーに注目してください。

 さて、私の活動は子どもから大人まで、ラグビーの楽しさを伝える普及活動を中心に、協会運営、大会準備、新聞やテレビ局との交渉、スポンサー集めとさまざまです。キルギスの人たちがラグビーを通して、スポーツの感動を得られるようにしていきたいと思っています。

 キルギスは岐阜と同じく山が美しく自然豊かな国です。皆さんもぜひ一度いらしてください。そして、その時はスパイクをお忘れなく。

【服部貴紀さん】
写真:服部貴紀さんさん
 服部貴紀(はっとり・たかのり) 岐阜ラグビースクール、岐阜工業高校ラグビー部卒。元ラグビーU19タンザニア代表コーチ。2014年1月から青年海外協力隊ラグビー隊員としてキルギスに派遣。国立体育アカデミー配属。岐阜市出身。31歳。

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