ふるさとへの便り

ラオス

授業改善の活動、成果
写真:同僚と授業評価表について話し合う様子=ラオス

同僚と授業評価表について話し合う様子=ラオス

 「サバイディー」(ラオス語でこんにちは)。私は、ラオスのパークセー教員養成短期大学の小学校教員養成課程で、算数を教える教員と一緒に活動しています。

 赴任1年目は、算数の教材紹介と授業実践に力を入れてきました。そして1年5カ月がすぎ、学校は9月から新年度が始まりました。昨年度は、授業が始まる時間になっても教室に来ないラオス人教師の勤務態度や、授業の進め方などが日本と違うことに対して、戸惑いながら自分にできることを模索してきました。

 1年がすぎると、同僚と一緒にいる時間が長くなった分、お互いの性格や、こだわりなどを知る機会も増え、自分が思っていることを以前より気軽に伝えられるようになりました。そこで、新年度からは、新しい授業改善の取り組みを始めました。授業前、授業本番、授業後のそれぞれの段階で、教員が達成していてほしい授業評価の観点を、青年海外協力隊の教育隊員と共に考え、評価表にしたものを同僚の授業で活用しています。

 日本の学校では、授業を定期的に教員同士で参観する機会がありますが、ラオスの学校現場では、まだ浸透していません。今回、授業をより良くするための観点を文字にして同僚に説明したところ、同僚がそれらの観点を意識しながら授業づくりを進めていることが実感できました。11月下旬には、青年海外協力隊が主催し、授業評価表を活用したラオス人若手教員育成のためのワークショップを実施する予定です。

 ラオス南部の都市パークセーでの生活も、残り4カ月となりました。ラオスに来て、辛い料理が得意になったり、世界遺産のワットプーから見える美しい景色に感動したり、ラオス人と一緒に笑ったり怒ったりすることができました。残りの日々も、近くにいる人や目に見える風景を大切にしながら、ラオスでの日常を過ごしていきます。

【苅谷仁美さん】
写真:苅谷仁美さんさん
 苅谷仁美(かりや・ひとみ) 高山市立東山中学校教諭を経て、青年海外協力隊に現職参加。2014年7月からラオスの教員養成短期大学に派遣。算数の指導力向上に取り組む。加茂郡坂祝町出身。27歳。

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