ふるさとへの便り

グアテマラ

謙虚な姿勢心に誓う
写真:算数の授業の様子=グアテマラ・ケツァルテナンゴ県

算数の授業の様子=グアテマラ・ケツァルテナンゴ県

 「謙虚な姿勢」。これは、グアテマラで活動をする際に、私が大切にしていることの一つです。青年海外協力隊というと「貧しい人たちを助けてあげている」という印象が強いかもしれません。ですが実際には、現地の人々に助けていただいたり、学ばせていただいたりすることの方が多いと感じています。

 前回の寄稿の際にも触れましたが、私の活動は「小学校教育」といって、グアテマラの小学生の学力を向上させることを目的としています。グアテマラへ赴任したばかりの頃は、現地の先生や小学生とこういった活動ができることが楽しくて仕方がありませんでした。毎日喜んで活動を行っていました。

 ですがある時、ふとある疑問が頭をよぎりました。それは「私は楽しいと思っているけれど、現地の方々はどう思っているのだろうか」ということです。現地の方々にとって、私は何も知らない外国人です。スペイン語だって完璧に話せるわけではありません。そんな人が、突然現れて偉そうに何か言っていたら、普通どう思うでしょうか。「現地の方々は、実は迷惑に感じているのかもしれない」と思ったわけです。

 正直に言うと、現地の方々が私の活動のことをどう思っているのかは、今でも分かりません。ですが多くの方々は私の活動に対し、協力的な姿勢を示してくださっています。大変ありがたいことだと思っています。だからこそ、活動できることを当たり前だと思わずに、常に「助けていただいている」「学ばせていただいている」という心構えでいることが大切だと考えています。これが「謙虚な姿勢」を大切にしている理由です。月日がたつのは早いもので、任期も残すところ半年ほどとなりました。もうあまり時間がないと考えると、とても寂しくなりますが、その半面、日本が懐かしくもあり、何とも不思議な心境です。残りの任期も精いっぱい活動に取り組んで、悔いの残らないようにして日本へ帰りたいと思います。

【余郷友祐さん】
写真:余郷友祐さんさん
 余郷友祐(よごう・ゆうすけ) 県教職員を経て、2014年6月から青年海外協力隊としてグアテマラへ派遣。職種は小学校教育。ケツァルテナンゴ県教育事務所職員として、管轄地域の学力向上に取り組む。可児市出身。26歳。

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