ふるさとへの便り

ホンジュラス

感染症対策を万全に
写真:小学校での感染症の授業の様子=ホンジュラス

小学校での感染症の授業の様子=ホンジュラス

 こんにちは、青年海外協力隊員としてホンジュラスで活動している説田登志彦です。ホンジュラスという国はご存知でしょうか。ホンジュラスはメキシコの南にある日本の3分の1ほどの小さな国ですが、世界で最も危険な国の一つとも言われており、麻薬や殺人などのニュースは毎日絶えることはありません。もちろん危険もありますが、ホンジュラス人は音楽や踊りが大好きで温かい人たちばかりです。

 とても遠い国ですが、主要産業であるコーヒーは日本にも多く輸出されています。マヤ文明を代表する遺跡の一つで世界遺産であるコパン遺跡の発掘には日本が大きく貢献しており、遺跡内には日本語で書かれた日本への感謝の記念碑もあります。昨年は外交関係樹立80周年でホンジュラスのエルナンデス大統領が日本を、秋篠宮家の長女眞子さまがホンジュラスを訪問され、二国間の関係は意外と深いのです。

 さて、首都テグシガルパから西へバスで4時間向かった先に僕の任地ラ・エスペランサはあります。標高1700メートルの山の上にある町で気候は過ごしやすいです。この地域にはレンカ族という先住民が多く住んでおり、女性はカラフルなワンピースと伝統的な布を頭にまとい特産品のキノコやイチゴなどを売り歩いています。とてもにぎやかで穏やかな町です。

 僕は、この町の保健所で感染症・エイズ対策隊員として活動しています。ホンジュラス全体としてデング熱など蚊が媒介する感染症、町中に捨てられたごみによる衛生問題や若年妊娠など、さまざまな問題があります。僕は主に小中学校や地域の乳幼児健診の場に訪れ、感染症や衛生指導などの授業を行っています。4月ごろに看護師など保健分野に携わる隊員と共に非感染性疾患についてのイベントの計画を立てています。

 日本とは環境、文化が違う国で活動することは思うようにいかないことばかりで大変ですが頑張ります。

【説田登志彦さん】
写真:説田登志彦さんさん
 説田登志彦(せつだ・としひこ) 介護士として病院に勤め、2015年3月より青年海外協力隊としてホンジュラスへ派遣。職種は感染症・エイズ対策。下呂市出身。29歳。

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