ふるさとへの便り

バヌアツ

「勉強の楽しさ」伝える
写真:小学校で学ぶ子どもら=バヌアツ

小学校で学ぶ子どもら=バヌアツ

 バヌアツは南太平洋の島国です。ここは、メラネシア文化圏の一つです。私はエファテ島にある首都のポートビラに住んでいます。バヌアツ最大の港町で、観光客でいつもにぎやかです。赴任した日に飛行機から見た海の美しさは驚きでした。空の青さが海に映っているのか、どこまでも美しい青い海です。私は、毎日仕事の行き帰りにこの海を眺めるのを楽しみにしています。海岸のベンチに座って海の青色の美しさに見とれることもあります。

 私は、JICAのシニア海外ボランティアとして昨年10月より、このポートビラにある主に小学校で特別支援教育を進めています。勉強が苦手な子どもや教室で勉強に集中しにくい子どもたち、2年生から4年生までの児童数名に毎日個別指導をしています。算数の勉強では、ブロックを使ったりカードを使ったりして、数を量としてつかむことやゲームを通して楽しみながら学習をすることを大事にしています。今は、算数が好きになっている子どもがだんだん増えて、集中して勉強ができるようになっています。計算が正確で速くなり、子どもたちは自信を持てるようになってきました。障害のある子もない子も、みんなが一緒に楽しく学校で勉強や活動ができるお手伝いをすることが私の仕事です。

 バヌアツの子どもたちは、とても元気がいいです。遊ぶことやおしゃべりが大好きなのは日本の子どもたちと一緒です。休みの日には、家族で海に行ってピクニックをしたり魚を取ったりして楽しく過ごします。月曜日になると子どもたちが口々に楽しかった休みのことを話してくれます。兄弟やいとこなど親戚や友だち、家族みんなが集まって一緒に過ごすことが多いので余計に楽しくなるのでしょう。バナナやパパイアなどのいろいろな果物の木が庭や山にあり食料になります。ワラビに似た植物をおひたしにして食べるとおいしく食べることができます。バヌアツの人たちは、たくさんの自然に囲まれて上手に自然と付き合いながら生活しています。

【小川まゆみさん】
写真:小川まゆみさんさん
 小川まゆみ(おがわ・まゆみ) 小学校教諭を経て、2015年10月よりシニア海外ボランティアとしてバヌアツへ派遣。特別支援教育を指導。多治見市出身。

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