ふるさとへの便り

ブラジル

「日本好き」増やしたい
写真:普段の授業風景=ブラジル

普段の授業風景=ブラジル

 オラ(呼び掛けの言葉)。皆さんお元気ですか。私はブラジル・サンパウロ州のカッポンボニート市という街の日本語学校で日系子弟に日本語を教えています。カッポンボニート市はサンパウロ市の南西に位置する町で、人口4万9000人ほどの町です。大豆、フェイジョン豆、トウモロコシ、ジャガイモを主に生産する農業の街です。また、周りにはユーカリの木が整然と並び自然豊かな街です。こちらには第2次世界大戦前に移民した日系子弟も多くいます。私はブラジルに移民した方が作ったコミュニティーの主に子どもを対象とした日本語学校で日本語教師をしています。

 皆さん、「鳥居」といったら何を思いますか。神社を思い浮かべませんか。実はこちらにも鳥居があるのです。しかし、そこにあるのは神社ではなく日系団体の活動拠点です。サンパウロから南西に位置するこちらの地区では移民100周年を記念して鳥居を建てたそうです。ブラジルの方は鳥居を見ると日本をイメージします。

 子どもたちは半日、現地のブラジル学校に通い、午前か午後のどちらかに週2、3回ほど日本語学校の授業を受けに来ています。日本語学校に通う理由を聞くと親に言われたから、日本に行きたい、友達がいるからなどさまざまです。少しでも日本を好きになってもらおうと楽しく学ぶをモットーに日本語を教えています。また、こちらの日本語学校では毎週金曜日に文化授業があります。日本料理を作ったり、書道をしたり、季節行事の飾りつけをします。私は中学からハンドボールをしていたので子どもたちとハンドボールの授業もしています。

 元気よく遊び、学ぶ子どもたちに私が元気をもらっています。日本の裏側にこんなに日本を感じる場所が今後も続くように、積極的にやるときは精一杯、残りの任期を活動したいと思います。

【古田恵美子さん】
写真:古田恵美子さんさん
 古田恵美子(ふるた・えみこ) 団体勤務を経て、2015年7月から日系社会青年ボランティアとしてブラジルへ派遣。日系子弟へ日本語指導、日本文化の継承活動に取り組む。各務原市出身。28歳。

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