ふるさとへの便り

エクアドル

学校を巡り環境教育
写真:エクアドルの小学校で折り紙を教える様子

エクアドルの小学校で折り紙を教える様子

 皆さん、エクアドルがどこにあるか知っていますか? エクアドルは南米の赤道直下にある国です。エクアドルという名前はスペイン語で「赤道」を意味します。バナナやコーヒーが有名で、日本にも輸出しています。そして、観光地として世界的に有名なガラパゴス諸島があるのもエクアドルです。ガラパゴス諸島は、世界遺産に登録されていて、珍しい動植物を見るために多くの観光客が訪れています。

 私は、ここエクアドルで環境教育隊員として活動をしています。学校を巡回して授業をしたり、環境教育で使う教材を同僚と一緒に考えたりしています。エクアドルでは、道路や川、山へのごみのポイ捨て、そして公園や山に咲いている花を摘んでしまう、木の枝を折ってしまう、そういったことが、まだ当たり前のようにされている状態です。そのため、どのような授業なら環境に興味を持ってもらえるだろうか、どのような教材なら楽しく学ぶことができるだろうかと、日々考えています。

 また、エクアドルでは、多くの人が日本のことをあまり知りません。アジアの国は、どの国も同じようなもので、区別していないというのが現状です。そのため、もっと日本を知ってもらいたいと思い、折り紙や日本の四季が分かるものをオフィスの机に飾ってみました。すると「折り紙の折り方を教えてほしい」「日本は雪が降るの?」と日本に興味を持ってもらえました。ちなみにエクアドルは雪が降らないので、ほとんどの人は、テレビやインターネットでしか雪を見たことがありません。

 これをきっかけに、エクアドルの人と話す機会が増えました。日本を知ってもらうきっかけが増えたと同時に、こういったコミュニケーションは、私自身がエクアドルを知る良いきっかけにもなっています。お互いがお互いの国に興味を持って話してみると、意外な気づきや発見があります。こういった一つ一つのコミュニケーションを大切に、これからも活動を続けていきます。

【狹間美絵さん】
写真:狹間美絵さんさん
 狹間美絵(はざま・みえ) 事務職を経て、2015年10月から青年海外協力隊の環境教育隊員としてエクアドルへ派遣。環境教育の教材開発や環境の授業を行っている。関市出身。

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