ふるさとへの便り

パラグアイ

「日本祭り」が大盛況
写真:日本祭りで盆踊りを踊る住民ら=パラグアイ

日本祭りで盆踊りを踊る住民ら=パラグアイ

 「¡Hola! ¿Qué tal?(親しみを込めたこんにちは!元気ですか?)」。パラグアイで青年海外協力隊コミュニティ開発隊員として活動中の田口ともみです。

 パラグアイは周りをボリビア、ブラジル、アルゼンチンに囲まれた内陸国です。日本との時差はマイナス13時間(サマータイム実施時は12時間)、南半球に位置し、日本のほぼ真裏にあるパラグアイはこれから本格的な夏を迎えようとしています。

 パラグアイはスペイン語を公用語としていますが、南米では唯一、先住民族の言語であるグアラニー語も公用語として採用するバイリンガル国家で、学校教育の中にもグアラニー語の授業が取り入れられています。80%以上の人がバイリンガルであると言われていますが、地方ではグアラニー語が生活言語として多く使われています。

 また、パラグアイには日本からの集団移住地もあり、そこでは日本語もしっかり残っています。2016年は、パラグアイへの日本人移住開始から80年の記念の年ということで、9月には秋篠宮家の眞子さまがパラグアイを公式訪問され、日本人移住80周年式典にご出席されました。また先日は「日本祭り」が首都アスンシオンで開催され、1万5000人以上の来場者で大いに盛り上がりました。

 さて、私の配属先である「Casa del Niño:子どもの家」は首都アスンシオン市から東に50キロほど離れたコルディジェラ県カアクペ市にあります。パラグアイのNGOデケニ財団と児童労働の削減を目指す国家プロジェクトPrograma ABRAZOが共同で運営する主に貧困層の子ども達やその家族を対象とした学童保育所のようなところです。ここで私は同僚職員のサポートをしながら、子どもたちに対して手洗いやごみ捨て、後片付けなどの基本的生活習慣の獲得を目指した活動をしています。

 早いもので、気が付けば帰国までもう半年を切ってしまいました。子どもたちにどれほどのものを残せたかはまだ分かりません。それでも、この国の未来を担う子どもたちに何か少しでも多くの可能性の種をまくべく、残りの任期を精いっぱい全うしたいと思っています。

【田口ともみさん】
写真:田口ともみさんさん
 田口ともみ(たぐち・ともみ) 児童養護施設での児童指導員を経て、2015年3月から青年海外協力隊としてパラグアイに派遣。「子どもの家」にてコミュニティ開発隊員として活動中。中津川市出身。31歳。

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