ふるさとへの便り

ネパール

太陽光発電サポート
写真:同僚と太陽電池パネルを調査する様子=ネパール

同僚と太陽電池パネルを調査する様子=ネパール

 ナマステ(こんにちは)。今回はボランティア活動や日々の暮らしについてお話ししたいと思います。私の配属先は、国立の研究所で職員は130人ほどいます。博士は30人ほどですが、日本で博士号を取った人が6人おり、全体にとても親日的で働きやすい職場です。研究テーマを持って、日々研究生活を送っている職員もいますが、ネパールにとって必要な既存科学技術のネパールへの導入や、必要とされる科学技術のネパール国内への普及や啓発といったところが、配属先の主な役割となっています。

 私の活動の目的は、将来ネパールに大量に太陽光発電システムが導入される時に必要とされる技術の移転です。具体的には各地の日射量の計測、稼働中の太陽光発電システムの劣化状況調査などを行っています。

 私の配属先の勤務時間ですが、他の政府系機関と同じく、午前10時から午後5時まで、土曜日のみ休日となっています。私が住んでいるところから配属先までは、マイクロバスやテンプーと呼ばれる3輪自動車に乗って通っています。通勤時間は、渋滞がなければ20分くらいですが、渋滞に引っ掛かると1時間かかるときもあります。歩けば40分くらいなのですが、無理なバイクなどの運転、ほこり、道路のでこぼこなどのため、全て歩くと大変です。最近は渋滞を避けるため、早めに出勤し、早めに帰るというフレックスタイムを個人的に導入しています。

 私の住む首都カトマンズ近郊は、慢性的な停電が続いており、年間で最も状況のいい夏場(雨季)でも約8時間停電しています。水も注意して使わないと、なくなることもあるのでシャワーや洗濯などの時には節水を心掛けています。食事については、歩いて行けるところに日本料理屋が何軒もあるので、あまり苦労はしません。日本で当たり前の物が不足しているネパールですが、物の大切さを改めて感じています。

【北住基さん】
写真:北住基さんさん
 北住基(きたずみ・はじめ) 電機メーカー勤務を経て、2015年3月からJICAシニアボランティアとして、ネパールに派遣。ネパール科学技術院で太陽光発電を指導。中津川市出身。66歳。

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