ふるさとへの便り

ジブチ

生徒、実験に興味津々
写真:理科の実験を生徒に指導する様子=ジブチ

理科の実験を生徒に指導する様子=ジブチ

 「Bonjour.Comment ça va?」。フランス語で「こんにちは。元気ですか?」という意味です。ジブチで青年海外協力隊員として活動している後藤泰輔です。皆さんはアフリカにあるジブチという国をご存知でしょうか?。ジブチはアフリカの北東部にある小さな国で、面積は四国をひとまわり大きくした程度、人口は約90万人で3分の2は首都に住んでいます。日本からの直行便はなく、トルコ、カタール、エチオピアなどを経由して約1日かかります。

 ジブチに到着して最初に感じたことはかなり暑いということです。ジブチは世界一暑い国と言われています。最高気温は50度を超え、最低気温でさえ30度を切りません。昼間の外出はためらうくらい暑いです。またジブチには昼寝の時間があります。一番暑い時間である昼間は学校も商店街も閉まり、子どもも大人も皆、昼寝をして夕方から再び活動します。ジブチにはソマリア系のイッサ人、エチオピア系のアファル人が住んでおり、公用語はフランス語、アラビア語のほかに現地語であるソマリ語、アファル語も話します。市場で野菜や果物を購入する際には現地語でやりとりします。

 そして、驚いたのがジブチではカットと呼ばれる多くの国では非合法とされている植物が合法であるということです。昼夜を問わずいたるところでカットの葉っぱを口に含んでいる様子が見られます。そんなジブチですが温厚で陽気な人が多く、町に出ればヤギ、ラクダ、ロバが歩いていてのんびりとした雰囲気を感じます。

 さて、私はジブチ市にあるパルムレ中学校で理科教師として中学生に理科を教えています。ジブチの理科の授業では十分な実験器具がないため実験、観察が行われていません。身近なものを使って理科の実験道具を作製し、生徒たちに理科の楽しさ、面白さを伝えるということに重点を置いて活動しています。生徒たちは理科の実験に対してとても興味を持っており、見せると喜び、やらせると夢中で取り組みます。

 また、休み時間に生徒の前で日本の歌をギターで弾き語りして楽しく過ごしています。

 「日本へ行ってみたいなぁ」「理科って面白いなぁ」と生徒たちに思わせられるように、残り1年間、やらなくて後悔するより、やって後悔した方がいいという言葉を胸に全力で取り組んでいきます。

【後藤泰輔さん】
写真:後藤泰輔さんさん
 後藤 泰輔(ごとう たいすけ) 大学卒業後、2015年9月より青年海外協力隊員としてジブチへ派遣。職種は理科教育。パルムレ中学校で中学生に理科を指導。羽島市出身。25歳。

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