ふるさとへの便り

ホンジュラス

数学教育の質を向上
写真:ダンリ市での研修会の様子=ホンジュラス

ダンリ市での研修会の様子=ホンジュラス

 Hola!(スペイン語でこんにちは。いつでも使える便利なあいさつ)。青年海外協力隊員として中米ホンジュラスで活動している舛本才智です。今回は私の活動について少し紹介したいと思います。

 私は数学教育のボランティアとして、エル・パライソ県ダンリ市にある二つの中学校に配属され、主に活動しています。配属先の学校は小中一貫校で、午前中は小学生、午後からは中学生という2部制の時間割になっています。

 先生の中にも午前中は別の小学校で働き、午後から中学校で働くという先生もいます。配属校の一つで数学を指導している先生は、ホンジュラスではよくあることなのですが、大学や専門学校で数学や教育学をきちんと学んできたわけではありません。そのため淡泊な授業内容になりがちです。

 放課後や空き時間などに授業内容の考え方の指導、生徒たちの理解を促すための教材の作成、先生自身の数学の知識向上のためのミニ授業などを共に行っています。それらの理解をより深めてもらうために日々授業観察を行い、良かった点やさらなる改善点を話し合ったりもします。

 配属校以外での活動としては、月に1度、ダンリ市内の中学校で働く数学の先生に対して研修会を行っています。模擬授業を通してホンジュラスと日本とで作成した指導書の使い方を指導したり、やはり彼らにしても数学の知識が不足しているため、知識研修を行い数学知識の底上げを目指しています。市の教育事務所とはさらなる質の向上と持続的な研修会の開催に向けて、教育長や同僚との話し合いを重ねたり、研修会で学んだことが授業に生かせているかどうか、各地域へのモニタリングに出掛けたりしています。

 現在、ホンジュラスの学校はお休み期間(12月から1月末まで長期休み)なので、カリブ海に遊びに行ったり、旅行に出掛けたりと休みを満喫していますが、休み明けの2月から帰国までの約半年間、ホンジュラスの子どもたちの数学教育のために彼らと共に頑張っていきます。

【舛本才智さん】
写真:舛本才智さんさん
 舛本才智(ますもと さいち) 2015年6月から青年海外協力隊員として中米ホンジュラスへ派遣。現地の数学教員に対して効果的な指導法の教授や知識研修などを行う。羽島市出身。25歳。

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