ふるさとへの便り

マラウイ

ビジネス開拓を支援
写真:村人とパンを作る様子=マラウイ、カスング県

村人とパンを作る様子=マラウイ、カスング県

 赴任から1年半がたち、南部アフリカの国、マラウイで生活できるのもあと半年となりました。今回は「青年海外協力隊」としての活動を紹介したいと思います。

 青年海外協力隊の中でも私は「コミュニティ開発」という職種でマラウイに派遣されています。主に農村部で住民の生活・収入向上を目的に、県のコミュニティ開発局に配属され、小規模ビジネスの支援と栄養指導に関わっています。

 小規模ビジネス支援では、養豚やパンを作って販売するビジネスに関わっています。豚小屋のレンガを村人と一緒に作ったり、同僚とともに援助団体に提出する提案書を作成しています。また、新たなビジネスチャンスを探るため、余って捨てられているマンゴーを使い、ジャム作りの指導を行いました。マラウイでは貧困からの脱却を目指し、新たなビジネスづくりが大きな課題となっています。

 今後、住民の生活向上を目指し、食事・栄養指導を行いたいと考えています。12月から3月にかけて、マラウイでは蓄えておいた収穫物が底をつき、食料がなくなる時期を迎えます。1日1食だけ、食事も1品だけという家庭も少なくありません。私の活動地域ではこれまでタバコの生産が盛んでしたが買い取り価格の下落により、タバコから大豆や落花生といった豆類へ栽培がシフトしてきています。村に「あるもの」を使って1品でも多く食事に取り入れられるよう、大豆を使った保存食や加工品の指導を行いたいと思っています。

 「ボランティア」として自分が教えるよりも、村人から学ぶこと、教えられることの方が多くあります。自分の無力感を感じる日々ですが、村人や同僚の優しさに支えられ、活動ができていると感じます。残り半年間、前向きに充実した日々を過ごし、笑顔で日本に帰りたいと思います。

【大窪晴美さん】
写真:大窪晴美さんさん
 大窪晴美(おおくぼ・はるみ) 金融機関勤務を経て、2015年7月から青年海外協力隊としてマラウイへ派遣。カスング県コミュニティ開発局で農民グループの小規模ビジネス支援に関わる。飛騨市出身。

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