ふるさとへの便り

バヌアツ

勉強できた喜び共有
写真:セントラル小学校での授業風景=バヌアツ

セントラル小学校での授業風景=バヌアツ

 バヌアツは、南太平洋にある小さな島国です。海と空の青色、植物の緑色、花の赤色など美しい色があふれています。1年中暑い気候ですが、地元のマーケットに並ぶ果物や野菜には、ちゃんとした旬があります。野菜に農薬や消毒が使われていないので素材そのものの味がしてとてもおいしいです。

 学校の売店ではいろいろな手作りの食べ物が売られています。バナナタルトやケーキはおいしくて人気があります。他にも魚の揚げ物、煮バナナ、ラップラップという地元の郷土料理などもあります。バヌアツは魚、貝、牛肉、野菜など食材が豊かでママたちはとても料理が上手なのでおいしいものがいっぱいです。そのためか、ふくよかな体形の人たちが多いです。

 私はエファテ島の首都ポートビラで、JICAのシニア海外ボランティアとして活動をしています。特別支援教室で、勉強が苦手な子や集中しにくい子、聴力が弱い子など障がいのある子どもの学習指導をしています。

 算数の授業では、ブロックを使って数を量として理解することや、ゲームを取り入れて楽しみながら学習をすることを大切にしています。今は、算数が好きな子が増えてきて集中して勉強をしています。10のブロックを使って繰り上がりや繰り下がりの計算が簡単にできるようになって自信をつけた子どもたちもいます。障がいのある子も同じ学級の仲間としてみんなが一緒になって、楽しく勉強や活動ができるようにするのが私の仕事です。

 バヌアツの子どもは勉強が好きです。分かったり、できたりすると飛び上がって喜びます。それを見ると私もうれしくなってハイタッチをしてはしゃいでしまいます。

 学校の先生たちや知り合ったバヌアツの人たちは、日本に興味があってたくさん質問をします。日本の教育や技術はすばらしいと考えています。そして、いつか日本に行ってみたいと、どの人も言います。それを聞くとこれからもバヌアツと日本で温かい交流ができたら良いなと思います。

【小川まゆみさん】
写真:小川まゆみさんさん
 小川まゆみ(おがわ・まゆみ) 小学校教諭を経て、2015年10月よりシニア海外ボランティアとしてバヌアツへ派遣。特別支援教育を指導。多治見市出身。62歳。

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