ふるさとへの便り

エチオピア

情操教育定着目指す
写真:アビアディの小学校でのエステティックスの授業=エチオピア

アビアディの小学校でのエステティックスの授業=エチオピア

 私の1年間の活動およびエチオピアについてお伝えします。まず、エチオピアについて簡単に説明します。エチオピアと日本との時差は6時間。エチオピアには独自のカレンダーがあり、1年は13カ月で成り立っています。さらに1月1日は新年ではなく、9月が新年となっています。新年を迎えると学校でも新学期となり、学年が変わるシステムになっています。

 活動についてですが、私はティグライ州メケレという州都から、北西に2時間半ほどバスで移動したところにあるアビアディという町で、小学校の教員をしています。町の規模は人口約1万5000人。大きな山が近くにそびえ立つとても景色の良い、穏やかな町です。私のいる学校はアビアディ小学校という名前でG1〜G8の子が通っており、全生徒約1400人の学校です。私はG1〜G4の情操教育(体育、音楽、図工)を教えています。ここでは情操教育のことをエステティックスと言います。

 日々、各クラスの授業で私がクラスへ入り、さまざまな授業を紹介し、少しでも現地の教員の力になれるように活動しています。しかし、学校にはエステティックスを教えられる教員が存在しておらず、全て一から教員に伝え、それを覚えてもらう形になっていました。そのため、伝わらないことも多く、授業が定着することが難しい状況でした。

 ですが、新学期に入り新しい教員が増え、その中にエステティックスに興味がある教員がいました。現在はその教員と二人三脚で、子どもたちに今まで行えなかった授業を展開できるようになってきています。今後の1年間、1人の教員から他の教員へ知識や実技の方法などを伝えられるよう、ワークショップの展開や日々の授業で諦めずに活動したいと思います。

【高橋巧さん】
写真:高橋巧さんさん
 高橋巧(たかはし・たくみ) 児童養護施設勤務を経て、2017年1月から青年海外協力隊としてエチオピアへ派遣。小学校教員として情操教育の授業を主として活動。岐阜市出身。26歳。

「ふるさとへの便り」一覧