福島に走りで恩返し 岐阜市出身の青木選手、アジア陸上へ2011年 7月 4日
![]() 練習拠点の母校・福島大のグラウンドで調整する青木沙弥佳選手=福島市 ◆母校・福島大で調整 北京五輪陸上女子1600メートルリレー代表の青木沙弥佳選手(24)=岐阜市出身、東邦銀行=が7日に神戸市で開幕するアジア選手権に向け、練習拠点の母校・福島大(福島市)で調整を進めている。福島に移って7年目で、「福島は第二の故郷」。明るいニュースを届けたいと静かに闘志を燃やす。 3月11日。所属していたクラブの廃部に伴い、東邦銀行(同市)が創設する陸上競技部への移籍が発表される直前に、東日本大震災は起こった。 震災後、沖縄や東京で練習を重ねたが、葛藤もあった。「ボランティアや募金活動をした方がいいのではないか」。だが、「競技で活躍して元気づけることは自分たちにしかできない」と、歯を食いしばってグラウンドに立った。 「福島のために何かしたい」という思いは強い。県岐阜商高から福島大へ進み、卒業後も福島を拠点に競技を続けてきた。 「今の自分があるのは福島に来たから」 震災から3カ月後に迎えた日本選手権(埼玉県)は、思うような成績を残せなかった。普段はレースの組み立てに集中するスタート前、さまざまな思いが頭をよぎった。「あれほど頭の中が混乱したまま走ったことはなかった」と振り返る。 アジア選手権は400メートルと1600メートルリレーに出場する。「日本選手権では勝手に重圧を背負い込んでしまった。今度はそれを追い風にしたい」と雪辱を期す。
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