リオデジャネイロオリンピック
社会人の星、竹内躍動 女子7人制ラグビー
2016年 8月10日

 日本女子ラグビー界が確かな足跡を残した大会で、京大出の“異色ラガール”も躍動した。女子7人制ラグビー日本代表「サクラセブン」は8日(日本時間9日深夜)の9位決定戦で、地元ブラジルに5−33で敗れたものの、初の五輪で10位と健闘。けがの選手に代わって急きょ終盤2試合に出場した竹内亜弥選手(30)=アルカス熊谷、岐阜市出身=には、父で岐阜薬科大教授の洋文さん(63)ら家族がスタンドから声援を送り続けた。

 竹内選手は京都大文学部を卒業後、新潮社に就職。その後にラグビーを始めた異色の経歴の持ち主。7月の最終選手選考会で惜しくも漏れ、選手ではなく、バックアップメンバーとして帯同していた。

 洋文さんは、妻で岐阜薬科大の客員共同研究員淑子さん(63)、竹内選手の弟堂朗さん(27)とともにブラジル入り。7日朝になって、娘が急きょ出場登録されたことを知った。

 後半途中から初出場した7日の9〜12位決定予備戦のケニア戦では、終盤、竹内選手のパスが起点となり、トライが決まった。「緊張しただろうに、すごく落ち着いたプレーぶりだった。自分のことのようにトライがうれしかった」。洋文さんは娘の活躍に声を弾ませた。

 最終戦終了後、帰国までのわずかな時間に4人で話す時間が持てたという。洋文さんは選手村の経験などを快活に話す娘の表情に「負けた悔しさはもちろんあっただろうが、五輪で戦えた充実感はあった」と読み解いた。「昔から一家でいろいろなスポーツを観戦してきたが、五輪でプレーする娘が見られるとは。自慢の娘です」と誇らしげに語った。

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