リオデジャネイロオリンピック
「よく頑張った」 川井「金」 羽島市の祖父母が祝福
2016年 8月20日
写真:「よく頑張った」 川井「金」 羽島市の祖父母が祝福

孫の快挙に笑顔の川井義昭さんと厚子さん。部屋に梨紗子選手との思い出の写真を飾っている=19日午後2時45分、羽島市竹鼻町狐穴の自宅

 「梨紗子、よくやった」−。リオデジャネイロ五輪のレスリング女子63キロ級に初出場で金メダルを獲得した川井梨紗子選手(21)の祖父母で、羽島市竹鼻町狐穴の川井義昭さん(76)と妻厚子さん(77)は、自宅のテレビで孫の快進撃をずっと見守った。「厳しい練習で心身とも疲れ切っている姿を見てきた。頑張ったね、と声を掛けてあげたい」と涙ながらにたたえた。

 石川県津幡町出身の川井選手の父母はともに元レスリング選手。義昭さんの次男で羽島市生まれの父孝人さん(48)は、岐阜西工業高(現岐阜総合学園高)から進んだ日本体育大で学生王者に。1991年の石川国体に招かれ、同県に移り住んだ。母初江さん(46)も89年世界選手権53キロ級で7位入賞の実力者だ。

 そんなレスリング一家で育った川井選手だが、親元を離れ、至学館高(名古屋市)に進学したばかりの頃、ホームシックから義昭さん宅を頻繁に訪れるようになったことがあったという。「弱音を吐くたび『乗り越えなさい』と言って聞かせた」と厚子さん。幼い頃からの五輪への夢を諦めさせなかった。

 一家は毎年、盆と正月に義昭さん宅を訪れる。昨年も年末に訪れた。ただ「(川井選手は)いつも疲れた様子で、来てもほとんど眠っていた。大変な練習をしているんだと思った」と義昭さんは孫をいたわる。

 未明の決勝戦まで食い入るようにテレビを見つめた祖父母。勝利の瞬間、厚子さんは川井選手が映る画面をなでて「よく頑張った」と目を細めた。「次は東京五輪。それまで頑張って生きないと」と義昭さん。挑戦を続ける孫を羽島の地から見守る。

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