リオデジャネイロオリンピック
舞え、岐阜の妖精 県岐阜商高出身 リオ五輪新体操・松原
2016年 8月20日
写真:舞え、岐阜の妖精 県岐阜商高出身 リオ五輪新体操・松原

練習後、他国の演技を見る松原梨恵選手(右から2人目)らフェアリージャパンのメンバー=18日、リオデジャネイロ

 【リオデジャネイロ=本社】岐阜が誇る“妖精”、新体操女子団体日本代表「フェアリージャパン」の松原梨恵選手(22)=ALFA新体操クラブ、県岐阜商高出=の五輪予選が、いよいよ20日夜(日本時間)始まる。3歳から約20年に及ぶ新体操人生の集大成。「岐阜でいつも見守ってくれている家族や恩師、後輩への感謝を込めて、力を出し切る」と意気込む。

 松原選手は県岐阜商高1年だった2009年12月、フェアリージャパン入り。7位入賞したロンドン五輪で現役を退くメンバーもいる中、以降も代表に名を連ね、昨年の世界選手権では種目別リボン3位、総合5位入賞という快挙を成し遂げた。リオデジャネイロの大舞台に「緊張感はあるが、これまでの経験が役に立つはず」と動じる様子はない。

 競技を始めた当初は特出した選手ではなかった。幼少期から通ったクラブの代表選手を決めるセレクションに合格したのも、小学3年の時が最初。同クラブの杉山和美代表(45)は「いちずに努力し、続けられることが(松原選手の)最大の武器。そのうちに周囲が驚くような実績を出し、自信を積み重ねてきた」と振り返る。

 県新体操界にとっても、クラブにとっても、08年北京五輪代表の坪井保菜美さん(岐阜大付中出)から3大会連続の五輪出場という快挙。杉山代表は「努力型の梨恵だからこそ。私たちの希望の星です」と強い思い入れを持って見守る。

 松原選手もその期待をしっかり受け止める。1年の大半を代表のロシア合宿に費やすが、帰国して時間がない中でもクラブに顔を出して、後輩と一緒に練習する。「みんなの頑張っている姿を見ると、私もうれしい」。この時ばかりは、いつも淡々と練習する松原選手が?を緩める。そして「岐阜のみんなが感動してくれる演技をしたい」と誓う。

 目標のメダルはもちろん、自らの原点・岐阜への思いを込めた夢舞台が、始まる。

県勢関連ニュース