写真:元NHKディレクター・北折 一氏

効果的なダイエット法を紹介する北折一氏=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

◆テーマ「ガッテン流!生活常識、大逆転のススメ」

 岐阜新聞・岐阜放送懇談会3月岐阜例会は29日、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで開かれた。元NHK科学・環境番組部専任ディレクター北折一氏(52)=東京都=が、「ガッテン流!生活常識、大逆転のススメ」と題して講演。「即効性をうたうダイエット法はほぼインチキ。体重はゆっくり落とすに限る」と語った。

 北折氏はNHKの科学バラエティー番組「ためしてガッテン」の制作に18年間携わり約700回の放送を担当、消費生活アドバイザー資格も取得した。「分かりたくなる、ついつい最後まで見てしまう番組作りを目指した」と振り返った。

 7カ月間で14キロやせた自身の経験を紹介し、「人体は変化を嫌う恒常性があり、急にやせると元に戻そうとするリバウンドが起きる」と警鐘。メタボリックシンドローム対策は「腹囲の基準を下回るのが難しくても体重を5%落とすことで高血圧や高血糖、血栓やがんを防ぐホルモンが出る」と行動を促した。

 朝と晩に体重を計って折れ線グラフに記録する「計るだけダイエット」を推奨。「1日50グラムでも食事を減らした効果は現れる。うれしいことは続けられるのが人間だ」と可視化の効果を挙げた。小腹が空いたときにあえて運動することや1口30回かむことも薦めた。

 高コレステロールに高血圧や高血糖、喫煙が加わると、心臓病のリスクは約57倍になるとし、「医療費や労災、長期病欠は経営の圧迫要因。競争力の観点からも従業員の健康管理は重要だ」と力説。「死亡率(脂肪率)を下げるのは大人のたしなみ。やればできる自分との出会いでもある。脂肪は希望に変えられる」と力を込めた。