写真:共同通信社 小渕敏郎政治部長

参院選について「消極的選択による与党の勝利」と語る共同通信社の小渕敏郎政治部長=東京都千代田区、日本プレスセンタービル

 岐阜新聞・岐阜放送在京岐阜県人懇談会の第102回例会が10日、東京都千代田区の日本プレスセンタービルで開かれた。共同通信社の小渕敏郎政治部長が「安倍政権と改憲の行方」と題して講演し、7月の参院選について「政権運営のできる党がなく消極的選択による与党の勝利」と話した。

 参院選について、与党で改選過半数の議席を獲得するなど自民党は目標を達したとしつつも、「野党のふがいなさに助けられた形であり、アベノミクスには多くの国民が懐疑的」との見解を示した。

 安定した政治基盤を手に入れた安倍首相は残りの任期で、憲法改正とロシアとの平和条約の締結を重点的に推進していくと予想し、憲法改正については「本丸となる9条改正へ踏み込む前に改憲項目の絞り込みに留まるのではないか」と見通した。

 また、9月の民進党代表選について、蓮舫代表代行の優位との見方を示した一方、「岡田代表からの表紙替えにならず、自民との対立軸を示せるのかがポイント」と語った。