写真:時事通信社解説委員 軽部謙介氏

トランプ政権が日本にもたらすリスクについて語る軽部謙介氏=東京・内幸町、日本プレスセンタービル

 岐阜新聞・岐阜放送在京岐阜県人懇談会の第104回例会が17日、東京都内で開かれ、時事通信社解説委員の軽部謙介氏(61)が講演した。軽部氏は発足2カ月の米トランプ政権について「トランプ政権の誕生で米国が日本にとってリスクになっている」と指摘した。

 軽部氏はワシントン支局長やニューヨーク総局長を歴任。いまだ人事が固まらないトランプ政権の現状を説明した上で「トランプ大統領が何を考え、どんな行動に出るか分からないことが、日本にとって大きなリスク」と指摘。日本企業がトランプリスクを警戒して投資を控えるなどの影響も出ているとした。

 また日米間の経済関係において、貿易摩擦が問題化した80年代や90年代の発想を米国が引き継いでいると主張。4月に予定されるペンス米副大統領と麻生太郎副総理兼財務相との経済対話では、米国側がTPPに代わって求めている2国間の自由貿易協定(FTA)について「特に農業分野の厳しい要求を受けるだろう。日本がどれほどディフェンス(防御)できるか心もとない」などと見通した。