写真:NPO法人テッテルーチェ・加藤千恵子理事長

乳がん患者への理解を呼び掛ける加藤千恵子さん=大垣市万石、大垣フォーラムホテル

◆テーマ「もし大切な人が乳がんになったら」

 岐阜新聞・岐阜放送懇談会の10月西濃例会は19日、大垣市万石の大垣フォーラムホテルで開かれ、乳がん体験者による患者支援のNPO法人テッテルーチェ(名古屋市)の理事長加藤千恵子さん(48)が、「乳がんは10人に1人へ〜もし大切な人が乳がんになったら?〜」と題して講演。自身の乳がん体験を振り返り「身近な人が乳がんになった時、一緒にがんに立ち向かってほしい」と呼び掛けた。

 乳がんの早期発見、治療を啓発する10月のピンクリボン月間に合わせ、乳がんへの理解を深めてもらおうと企画した。

 加藤さんは41歳の時、勤めていた会社の健診で左胸にしこりが見つかった。「突然の出来事で頭が真っ白になった」。恐怖と孤独で押しつぶされそうな日々だったが、「自分らしく生きよう」と、皮下乳腺全摘出同時再建の手術を受けた。

 乳がんを体験した人しか分からない苦しみや気持ちを分かち合い、患者をサポートしようとテッテルーチェを設立。年間約千人の患者と向き合っている。

 「乳がん患者はとても繊細。『君は君だから胸なんかなくてもいいよ』などの何気ない一言が突き刺さったりする」と指摘。「親身に話を聞いたり乳がんに関する情報を調べたりして、一緒に考えてあげてほしい」とアドバイスした。