写真:歌手・俳優橋幸夫さん

ユーモアを交えて認知症や健康について講演した橋幸夫さん=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

◆テーマ「一生健康、一生学習人生は生きてこそ」

 岐阜市長良の岐阜グランドホテルで16日に開かれた岐阜新聞・岐阜放送懇談会の岐阜・西濃新春合同例会では、歌手で俳優の橋幸夫さん(74)が「一生健康、一生学習 人生は生きてこそ」と題して講演した。この日は歌を「封印」しつつ、認知症の母の介護経験や、人生を幸せに生きるヒントを軽妙な語り口で紹介。笑顔あふれるトークで来場者を楽しませた。

 橋さんは約30年前、認知症となった母を介護して看(み)取った。当時の苦労などを紹介したが、「一時期は(介護のため)歌を歌えない橋幸夫になったが、その代わりに介護の話ができ、関連の本を出版した橋幸夫になった。どこに幸せがあるかは分からない」と説明。「自分自身が幸せと思うことができれば、生活は幸せになる。幸せかどうかは自分が決めるという姿勢を持ってほしい」と語った。

 また、認知症予備軍かどうかをチェックする複数の項目を示し、来場者とともに楽しみながら実践。「家族や親戚、友人など、近い人が気付く前に自分自身が認知症の兆候に気付いてほしい。認知症は縁遠いものと思わないで」と呼び掛けた。

 健康づくりについても紹介。「寄る年波にはかなわず、自分の衰えを知ることで、病気の予防や予知を学習した。生きることの大事さや健康が大切であることを時々は思い出し、自分自身で健康を維持する意識を持ってほしい」と語った。