5月12日は近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定された「看護の日」。今年も、9日から15日までの看護週間には県内各地で看護の心を広める行事が行われる。8日には「ナーシングフェスタ〜看護の日岐阜県大会」が岐阜市正木のマーサ21・マーサスクエアで開かれた。近年、看護職員の活動の場は拡大し病院のみでなく、高齢者の介護保険施設や障害者(児)施設、訪問看護ステーションなどさまざまな施設が就労の場になっている。座談会では「地域の医療・福祉・介護」を支えている県内看護従事者に、看護活動の現況や今後の展望、看護への思いを語ってもらった。
看護活動の現状や展望、看護への思いなどを語る県内看護従事者=岐阜新聞本社
齊藤伊都子さん(独立行政法人国立病院機構 長良医療センター看護部長)
小見山寛子さん(県立希望が丘学園看護部長)
安藤和徳さん(医療法人社団聖泉会 聖十字病院看護部長)
水谷由賀子さん(特別養護老人ホーム ナーシングケア寺田副施設長)
山之腰由香さん(県看護協会立 古川訪問看護 ステーション訪問看護師)
司会 橋本波枝さん(県看護協会会長)
安藤和徳さん
橋本 どのような看護活動を行っているか。
齊藤 長良医療センターは、国立病院機構長良病院と岐阜病院が統合して開設された。現在は旧岐阜病院の結核を含む呼吸器と循環器疾患、旧長良病院の小児及び、筋ジストロフィー症と重症心身児(者)に産科を加え、専門的な医療を行っている。
小見山 希望が丘学園は、児童福祉法に基づく肢体不自由児施設であるとともに医療法に基づく病院。手足や体幹に障害のある18歳未満の患者を対象に整形外科的治療、小児神経科的治療、リハビリテーションなどの療育を行い、社会的に自立できるよう支援している。
山之腰由香さん
安藤 聖十字病院では、患者の退院後、自立した生活ができるように急性期病棟、療養病棟、ストレスケア病棟、認知症病棟の4つに機能を分化させ、各病棟の特殊性や専門性を生かし、看護提供をしている。
水谷 ナーシングケア寺田は、民間病院が母体の特別養護老人ホーム。自宅での介護や病院での治療を望まず、施設で最期を迎えたい人たちの終末医療であるターミナルケアも行っている。8〜10人の少人数で生活するユニットケアで、家庭の日常と同じような生活やその人らしい最期が迎えられるよう支援している。
山之腰 訪問看護は、住み慣れた家で自分らしく最期まで安心して過ごしたいという人の願いに応えようと予防からリハビリ、看取りまで24時間365日、小児から高齢者までの幅広い利用者を支援している。
【2010年 5月 8日岐阜新聞】
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