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ニュースなぜ?なに?

参議院

民主が多数、国会に変化

2007年 9月 3日

 7月の参議院選挙で自民党は各地で野党候補に敗れ全国で30近い議席を失いました。一方、今回大勝した民主党は参議院で自民党に代わる最大の勢力となり、これから国会に大きな変化が起こりそうです。

 選挙後の8月7日から10日まで開かれた臨時国会でさっそく変化がありました。参議院のトップである議長に民主党の江田五月(えだ・さつき)さんが選ばれたのです。議長は本会議の進行役を務めるほか、参院の運営全体にも大きな影響力(えいきょうりょく)を持ち、これまで自民党が50年以上も守ってきたポストでした。

 参議院の定数は242。政権を担当する与党(よとう)、自民党と公明党の議席を合わせても過半数に届かないことから、今後は民主党など野党が反対している法案は多数決で否決されてしまいます。

 国会には衆議院と参議院の2つがあり、こうした形でおたがいがチェックし合う仕組みを「二院制(にいんせい)」と呼びます。野党が多数となった参議院に対し、衆議院は与党が3分の2を占(し)めて野党を圧倒(あっとう)しています。衆参両院でこれほど極端(きょくたん)な「ねじれ」が生じたことは過去にありません。

 日本国憲法は予算と条約、首相指名の3点については、衆議院と参議院で異なる結論が出た時は衆議院の結論を優先すると定めています。しかし、その他の案件については衆議院と参議院が同じ結論を出さないと国会の結論として認められないことが多く、例えば法律は両方で可決されて初めて成立します。

 政府や与党は参議院で否決されないように、これからは野党の主張を聞きながら法案作成や国会審議(しんぎ)を進める必要が出てきそうです。