共生社会の実現に向け、子どもたちが多様性を学べるきっかけを作ろうと、各務原市のフェニックスグループは7月24日、同市鵜沼各務原町の健康館フェニックスなどで、「ゴザーレ・エデュケーションキッズフェス」を開きました。

「将来住みたいまち」をテーマに木製ブロックで遊ぶ子どもたち

 同グループでは昨年5月から、共生社会の実現に向け、子どもからお年寄りまで多くの人が集まれる地域の新たな拠点づくり「つながる街ゴザーレプロジェクト」を行っており、イベントはその一環。今回は子どもの創造性を育む「STEAM(スティーム)教育」も意識し、職員や地元の高校生、県内外の大学関係者らがそれぞれの得意分野に関するクラフトのブースなどを開きました。

 参加した子どもたちは、LEDを使ったコンピューターづくりや、木製ブロックを使って将来住みたいまちづくりなどに夢中になって挑戦。高齢者らの足としての活用が期待されている電動移動機器「ILY-Ai」の試乗もあり、利便性やバリアフリーの大切さを実感していました。

 共生のまちワークショップでは、知的障がい者の家族らが、合理的配慮の必要性やヘルプマークの意義などを、詩の朗読や寸劇を交えてわかりやすく紹介。参加者はさまざまな視点から共生社会について学んだ一日となりました。