やりがい聞いてみました
近藤麻衣子さん(ライフ・ネット折立 リハビリデイサービス折立・岐阜市)
-介護職員になったきっかけは。
介護職を始めて9年目です。以前は事務の仕事をしていましたが、30歳で出産し、3年間は育児に専念しました。「そろそろ働きたい」と思い、リハビリデイサービス折立に就職しました。
実は20代前半の頃、周囲の人から「背が高くて体力もあるし、人と話すのも得意だから介護職が向いていると思うよ」と言われ、介護職に興味を持ちました。「いつか役立つだろう」とヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修に相当)の資格を取得しました。ですので、自分にとっては、育児と仕事を両立させる職業に、事務職ではなく介護職を選んだのは自然の流れでした。
-仕事のやりがいや楽しさは。
利用者の皆さんの笑顔が大好きで、日々元気をもらっています。お話ししていてとても楽しいです。名前で呼んでいただけたり、「いつもありがとう」と書いた手紙をくださったり。一日一日の積み重ねが大きなやりがいにつながっています。辞めたいと思ったことは、一度もありません。
リハビリデイサービス折立は、現在の場所から少し東へ行った場所に新築した「ライフ・ネット折立」のリハビリ部門として10月1日に新たなスタートを切ります。思い出いっぱいの今の場所を離れることに寂しさを感じていますが、これまでと同じ利用者、同じスタッフと、一からより良い施設をつくっていけることにワクワクしています。
-新施設について教えてください。
現在のリハビリデイサービス折立は、1階は利用者が食事をしたりくつろいだりするところ、2階はリハビリ、3階はカラオケなどを楽しむところに分かれています。介護職員は1階にいることが多く、2階で理学療法士がリハビリする様子を見る機会は限られていました。
新施設は平屋ですので、理学療法士の動きを今まで以上に見ることができるようになり、利用者のリハビリに介護職員も立ち合える機会も増えるでしょう。ケアの質を上げていくチャンスだと捉えています。
また、これまでは別の場所にあったフィットネス・デイ折立も、同じ建物内に入ります。建物の構造上、両施設の利用者同士が関わることはありませんが、職員の玄関は一つで共用スペースもあります。職員同士の交流が増えることも楽しみにしています。
-職場の自慢できる点は。
手先のリハビリを兼ねて、利用者と一緒に紙などで季節の装飾を作るのですが、皆さん真剣に夢中になって取り組んでくださるため、レベルが高いです。最近はブドウを作り、天井からつるしてブドウ園のような雰囲気を出しました。新施設でも手作りの装飾で季節感やにぎやかさを演出できればと思います。
職員同士の仲が良いのも自慢です。退職する職員もほとんどいないので、団結力は年々増すばかりです。居心地の良いこの職場でこれからも頑張っていきたいです。