「どうしたら投票率が上がるでしょうか」-。無料通信アプリLINE(ライン)で読者とつながる「岐阜新聞 あなた発!トクダネ取材班」(あなトク)に寄せられたメッセージを基に岐阜新聞が調べると、31日投開票の衆院選では、コロナ下で県内の選挙管理委員会が投票率向上に苦心している現状が浮かび上がった。妙案がないか登録者から意見を募ったところ、割引券やポイントの付与といった特典を付ける案やインターネットの活用、投票所の増設など選挙を身近にするためのさまざまなアイデアが寄せられた。

 28、29の両日で93件の意見が寄せられた。メッセージのうち約20件は投票に特典を付ける趣旨。「すぐに投票率を上げるには、投票済みの人に割引券を渡すこと(が有効)だと思う」と話すのは、美濃加茂市のパート従業員女性(39)。「投票で税を免除するなど、民間の手を借りない方法も考えられる」と提案した。

 収集欲を刺激する案も。各地の神社仏閣を巡る御朱印集めが趣味という岐阜市の鵜飼観覧船船頭の男性(62)は、無機質な印象の投票済証のリニューアルを提案した。「御朱印のようにおしゃれなデザインなら集めてみたい」と語った。

 投票しやすい環境づくりを目指す提案も多かった。岐阜市の40代男性は「マイナンバーを活用し、インターネットで投票するシステムを構築しては」と提言。こうしたオンライン投票を望む回答は20件以上寄せられた。

 今回、県内の投票所の数は2017年の前回よりも約10%減っている。投票所が自宅から遠いことを不満に思う声も多く、可児市のパート従業員女性(54)は「家で投票したい。難しいなら、普段よく行く店、学校や職場に投票所を設置してほしい」と願った。

 地域全体で投票率向上に取り組み、自治体内で競わせるといった案もあった。関市の自営業男性(63)は「期日前投票の投票率を地域別に公表し、選挙で町おこしをしては」と話した。

 いよいよ31日が投開票。多治見市の50代女性は「政治家も国民も未来に責任がある。本当に国を良くしたいという思いを皆が持てば投票率は上がるはず」、揖斐郡大野町の主婦(45)は「政治に不満を言うためには、まずは投票しないと。投票に行くか迷っている人がいたら、『日本の未来があなたの一票に懸かっているよ』と勧めたい」と力を込めた。

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 岐阜新聞のニュースサイト「岐阜新聞Web」は開票結果を速報します。岐阜新聞電子版では11月1日付朝刊の最終版紙面を午前5時に配信。

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