やりがい聞いてみました

40代で介護職員デビュー 山口諭美さん(特別養護老人ホームいぶき苑・垂井町)

-介護職員になったきっかけは。
 8年前に介護職に就くまでは主に事務系の仕事をしていました。30代後半の頃、知り合いに介護職の方がいて話を聞いたり、介護のニュースを目にする機会が増えたりするうちに「人と接することが好きだから介護の仕事をしてみたい」と思うようになりました。

 とは言え、当時はまだ下の子が小学生。土日休みでないことなどに不安を感じ、一歩踏み出せずにいました。

 そして下の子が中学生になった後、たまたまいぶき苑の求人チラシを見つけ「介護の仕事を始めるなら、体力のある今がラストチャンス」と思い、思い切って応募してみることにしました。

 いぶき苑では、慣れないうちは特に、周りの職員がしっかりとサポートしてくれますし、研修制度も充実しているのですが、しばらくは研修でも「?」の連続。それでも周りのサポートも受けながら理解を深めていき、無事に介護福祉士国家試験に合格することができました。

-やりがいや大変なことは。
 利用者は、家族よりも長い時間を一緒に過ごす特別な存在です。体調を崩した方のことは非番の日もふと思い出しています。次の出勤時にはすぐに様子を見に行き、元気になっていると本当に安心します。そして笑顔を見せてもらったり、ありがとうと言ってもらえたりすると、疲れは全て吹き飛びます。

 寂しいことに、ここで一生を終える方もいます。利用者との死別はこれからも慣れることはないでしょう。自分が担当するユニットの方が非番の日にお亡くなりになられた場合、連絡をもらえるようにしていて、可能な限りすぐに駆け付けます。

 本当に利用者皆さんのことが大好きで、そんな私を見て、看護師をしている23歳の娘は「本当に人の世話が好きだよね」と。これまでは物を扱う仕事が多かったので、人と深く関われるこの仕事は本当にやりがいしかないですね。自分でいうのも照れくさい話なのですが、前の職場の人に会った際、「表情が前よりキラキラしているね」と言ってもらえました。そう思っていただけたのはうれしいです。

-職場の自慢できる点は。
 職員同士の関係が良いことが自慢です。上下も横のつながりも両方とも良好です。困ったときに相談できる人も多いです。

 新しい技術をどんどん取り入れていく点も特長だと思います。今年5月からは新たにインカムを取り入れました。いろんな形のものを試してみんなで意見を言い合い、肩にかけるタイプのワイヤレスネックスピーカーとポケットに入れたiPodが連動し、やり取りが文字入力されて後から確認できるものを導入しました。大きな声で同僚を呼ぶこともなくなり、利便性が上がりました。新しいものを入れてから使いこなせるようになるまでは少し大変ですが、何とか頑張っています。