やりがい聞いてみました

利用者の世界観を尊重 奥山智央さん(高齢者総合福祉施設サンライフ彦坂・岐阜市)

-介護職員になったきっかけは。  
 小学生の頃、祖父がデイサービスを利用していて、話を聞く度に「楽しそう」と思い、次第に憧れるようになりました。高校卒業後は福祉が学べる専門学校に進み、介護福祉士資格を取りました。サンライフ彦坂では2年前から働いています。

-やりがいは。
 仕事を終えて帰るときはいつも「今日も楽しかった」と思うことができています。笑わない日はありません。利用者が不穏になっているときはもちろん笑いませんが、その対応も大好きです。例えば、先日も認知症の利用者が「服に虫が入っているから着替えさせて」と怒っていることがあり、世界観に合わせ「それは大変」と他の職員と協力してバタバタと着替えの準備をしました。「虫なんかいませんよ」と説得するよりも合わせた方が楽しいですし、利用者に落ち着きを取り戻してもらうまでの時間も早いです。こういった一連の動きの一つ一つがやりがいです。夜勤もとても楽しい時間です。

-夜勤のやりがいとは。
 認知症の影響で昼夜逆転している利用者も中にはいて、満面の笑みで朝までずっと話しかけられるなんてこともあります。無理に寝かせようとしてもうまくいきませんので、一緒に過ごしています。起きている利用者と一緒に、ゆっくりお茶を飲んだり、巡回したりすることもありますよ。日中よりもじっくりとお話できますし、利用者も一緒に夜勤を頑張ったというような気持ちになれます。

-利用者と接するときに気を付けていることは。
 職員向けに定期的に行われているアンケートの中に、別の職員の「ステキだな!」と思ったところを書く項目があります。書かれた内容は本人にフィードバックされるのですが、先日受け取った紙には「しゃがんで利用者の目線に合わせコミュニケーションを取っていてすばらしい」などと書かれていました。確かに、利用者に合わせて寝そべったような姿勢で話すこともあります。その方が私の声が聞き取りやすいでしょうし。自然にそうしていただけですが、評価してもらえてうれしいです。

-職場の良いところは。
 夜勤に入った日は午前9時45分までの勤務で、その翌日も休みになるなど、年間休日は120日あります。姉が愛知県に住んでいるので、夜勤明けに遊びに行き、そのまま2日以上過ごすことは珍しくありません。「本当に働いているの」と心配されるほどです。

 住宅補助が充実している点も気に入っています。当施設への就職を機に一人暮らしを始めたのですが、世帯主であれば家賃の半額(3万円まで)が補助されます。おかげで広々として快適な家に住むことができています。他にもやりたいと思ったことを口にすれば、職員みんなが実現に向けて協力し合う雰囲気があるなど、とても良い環境です。これからもここで頑張っていきたいです。