―昨年を振り返ると。

 新型コロナウイルスによる感染拡大から2年近くが経過していますが、いまだ収束には至っておりません。当社も一昨年に続き、厳しい環境が続きましたが、回復の兆しも見えてきました。今年はコロナを乗り越え、再び成長へ歩み出す年にしたいです。ネット販売などお客さまのニーズを敏感に感じ取り、より喜ばれるサービスを展開する必要があると考えています。

 先日、同業者の会合が2年ぶりに東京で行われました。SDGsの潮流は当初の予想を超える速さでビジネスにも影響を与えつつあります。製造工程でCO2を減らしたり、リサイクルを考慮しつつ商品としても魅力があるためにはどうすべかきかなど多くの意見を交すことができ、有意義な時間を過ごせました。

 ―新たな事業を手掛けました。

 世界規模で深刻な「ウッドショック」が起き、住宅業界が混乱する中、グループ会社「アンセル」では、ロシアから木材の輸入を始めました。続けられるか分かりませんが、チャレンジすることで、新たなビジネスのヒントを得るきっかけになるかもしれません。

 ―デジタル化の状況については。  

 若手社員が中心となってSNS(会員制交流サイト)の活用に力を入れています。インスタグラムで当社の商品を紹介したところ、問い合わせがくることもありました。SNSをきっかけに人脈が広がったり、商談につなげられればと期待しています。また、コロナ禍で、海外の工場に技術指導社員を送れませんでしたが、オンラインで画面を通して指示することでも、予想以上に伝えることができました。

 ―今後の展望は。 

 当社の社訓の一つである「お役にたつ」を胸に取引先さまとの協業や新たなテクノロジーを活用しつつ、取引企業さまや地域に貢献していければと思っております。