―昨年もコロナ禍が続きました。

 コロナ対策の1年でした。在宅勤務や時差休憩のほか、検温や消毒、マスク配布・着用など感染防止策を徹底し社員を守りました。住宅事業はコロナ禍で若干落ちましたが、コロナを理由にしないように言っています。他社に値段負けをしているようなので、価格戦略を見直します。

 ―木材価格が高騰したウッドショックの影響はいかがですか。

 幸い、支給材料で行っているために比較的影響は少なく済んでいます。ただ将来を見越して、木材と鋼材を組み合わせたハイブリッド材の開発を進めたいと思っています。木の良さをなくさないようにして、マイナス面をヘッジする取り組みです。

 また建築現場の負担を減らすため、これまで構造材のプレカット化を進めてきましたが、一歩進んでプレメイク化まで進めます。重い材料をある程度部品にしておくことで、建築現場の負担をさらに減らす取り組みです。さらにフローリングなどの造作材では、ベトナムの子会社で加工しておき、日本に持ち込んで日本の職人が貼るようにします。

 ―SDGsへの取り組みは。

 22年の中心的な取り組みにします。まず脱炭素の取り組みです。石灰事業は、焼成する際にも反応する際にもCO2が発生します。このCO2を吸着するため、社有林で造林事業に力を入れます。また排出ガスと排熱を使って温室でトロピカルフルーツを育てていますが、これを本社のある大垣市赤坂町の新しい名物に育てたいです。

 ―外国人社員も多いです。

 当社には7カ国の社員がいます。多文化共生を実現し、皆さんの力をフルに発揮する体制にします。外国人が日本人に気を遣うことなくアイデンティティーを生かし、また女性の登用や障がい者雇用を積極的に行うなど、多様性のある企業にしていきます。