-昨年を振り返って。

 おかげさまで東濃地域を中心に道路新設工事や砂防工事など多くの仕事をさせていただいて、忙しい1年になりました。全国では地元の木材を使った住宅建築をはじめ、社寺建築や歴史的建造物の修復を行っています。新型コロナウイルスもだいぶ落ち着いて、全国で仕事をする私たちにとっては仕事がやりやすい環境になってきました。

 -米作りに乗り出しました。

 グループ会社のファンファーミングが進めています。休耕田だったので心配もありましたが、まずまずの収穫量になりました。今年はさらに面積を広げていきます。田んぼがダムの役割を果たすことで災害を防ぐことにもつながります。田んぼに満々と水をたたえて地下にしみて生活用水になる、そういった田んぼにすることで、加子母の田畑を守っていきたいです。

 -全国で仕事をしています。

 光明寺(岐阜市金竜町)が沖縄県那覇市に建築を進めてきた木造寺院「琉球識名院」も工事を終え、無事に竣工(しゅんこう)式を迎えることができました。みんなホッとしています。大阪府田尻町では大正時代の田尻歴史館(府有形文化財)の保存修理工事をしていますが、3月には引き渡しができそうです。地元の木材を安定して全国の皆さんに使ってもらうこと、それが私の願いです。

 -人づくりに力を入れている。

 志を持った若者が私たちの仕事に興味を持って来てくれています。若者のやる気はすごいです。宮大工や左官屋などその道の仕事師たちが少しずつ育っています。5、10年と腕を磨いて、それぞれの地域に帰ってその地域を支えていってくれることを願っています。

 -最後に今年の意気込みを。

 高校卒業後この仕事を始め3月で59年になりますが、ようやく私たちの仕事も世の中で認知されるようになってきたと実感しています。さらに思いが広がる1年になればと思っています。