-2021年を振り返って。

 県内において、自動車関係は好調なように見受けられます。本巣市温井に所有する事業用借地事業「AMUSE21」内に昨年オープンしたカーディーラーや岐阜市六条江東に貸している自動車リースの店舗は、売り上げが好調だと聞いています。

 地方であっても主要駅近くの土地は需要が高く、17年に取得した名古屋のテレビ塔近くのレジデンスは、空いても次の入居者がすぐに決まるという状態です。長男で専務の由基が手掛けているコンサル業が収益を上げていることなどもあり、昨年のグループ全体の経常利益は過去最高レベルでした。ちとせビルグループは、今年が創業90年の節目の年です。昨年は節目に向け、良い形で終えることができた1年だったと感じています。

 -今後の展開は。

 今年の春以降の話ですが、社長職を由基に譲り、私は会長になる予定です。由基は大手ハウスメーカーを経て5年前に岐阜に戻ってきました。今年から岐阜青年会議所の理事に就任するなど仕事以外での活動も頑張っています。

 創業100年に向けては、所有している土地の選定が必須。例えば名鉄岐阜駅近くの立体駐車場は、昨年2月末で売り上げの減少と老朽化を理由に閉鎖し、現在は借地の看板が立っている状態です。コロナ収束後に活用したいという話が出てきてはいるので、所有し続けるかどうかも含め、広い視野で検討していきます。

 -今後の抱負を。

 不動産はもっとも景気に左右されやすい業種で、私が経営を担うようになってからも、バブル崩壊、リーマンショック、チャイナショック、昨今のコロナショックというさまざまな影響を受けましたが、それでも続けてこられたのは皆さまのおかげです。今後も地主という立場から、より魅力あるまちづくりを支えていきます。