-昨年はどんな1年だったでしょうか。

 当初は新型コロナウイルスが終息する年になると思っていましたが、1年を通してウィズコロナが続きました。企業にとっては、変化対応力が求められた年でした。ウィズコロナの中で、企業がやるべきこと、やらないといけないこと、ニーズの変化を捉えることが問われた1年でした。自社ではシルバー事業の介護用品レンタル、病院関連事業の入院セット、リースキン事業のトイレ周りの分野で、ニーズの変化をチャンスに変えることができました。

 -今後は設備投資に一層注力する方針を掲げていますね。

 2025年3月期までの設備投資額は総額250億円を予定しています。デジタルトランスフォーメーション(DX)、工場の移転新築、M&A(合併・買収)をメインに位置付けています。DXは、まずは社内向けの取り組みを進めます。現在は営業社員が商談時にiPadを使って商品を動画でご説明しています。今後はさらに、在庫量がどれだけあるのかをすぐにお答えしたり、契約書類の作成までもワンストップで対応できるようにしていきます。工場の移転新築は、横浜市の既存工場に一部の機能を残し、その他の機能を埼玉県で建設する新工場に移す計画です。M&Aも特定の事業に絞らず、さまざまな事業で積極的に取り組んでいく方針です。

 -今年の抱負を教えてください。

 4月に東証新市場区分の最上位となるプライム市場に移ります。ヘルスケアと環境に特化しながら、社会、お客さま、株主にとって必要とされる企業を目指します。今後はさらにコーポレートガバナンスや社会的責任が大きくなります。創業以来続けているレンタル事業は地球環境の保全に貢献するビジネスです。SDGsにも合致する事業として、これからも力を入れて取り組んでいきます。