-昨年を振り返ってください。

 木材業界ではコロナ禍に加えてウッドショックも起き、木材価格が1年間で数倍に暴騰する極めて異例の年でした。価格のみならず調達面でも大きな問題になりましたが、当社は大きな支障なく生産を継続できました。長年にわたり信頼関係を築いているベトナムの製材工場や主要株主の都築木材と西垣林業のサポートがとても大きかったです。BCP(事業継続計画)の観点からも、日頃からWin-Winの関係を構築することが重要だと改めて認識しました。

 -まさに昨年は都築木材と西垣林業との協力関係が深まった1年ですね。

 都築木材は外材に強く、欧州や北米のサプライヤーとの強いつながりを持っています。西垣林業は国産材に長け、林業側とのネットワークが強みです。調達面のみならず販売面の連携を図ろうと、昨年4月から3社で協業戦略会議を毎月1回開き、国産材や非住宅などをテーマに話し合いをしています。都築木材からは行政関係の物件情報の仲介をしてもらっています。西垣林業は施工を手掛ける部署があり、2社との連携はとても貴重です。

 -県産材、国産材の活用策は。

 国産材の活用は木材業界の長年の課題になっていますが、BCPのみならずCSR(企業の社会的責任)、SDGsの観点から、近くに豊富にある木材を使うことが重要です。当社としては大手ログハウスメーカーと国産材を使ったトレーラーハウスの製造に向けて準備をしています。また、地元のお菓子メーカーとコラボし、県産材のアベマキで作った小物類の開発も考えています。

 -今年の抱負を教えてください。

 CO2を長期固定化する木材の需要は今後増えていくでしょう。木材の価値を高めて新たな需要を創出するような商品開発や市場開拓を進め、SDGsに貢献していきたいです。