-昨年はどんな1年でしたか。

 新型コロナウイルスの影響が落ち着き始めた一方で、ウッドショックによる想像を超える木材の高騰、トイレなど衛生器具の大幅な入荷の遅れは大きな打撃でした。ただ建築資材の販売を行うグループ会社「ウッドジョブ」を所有しているため、資材の融通が利いた点は大きな強みでした。普段は製材したものを購入しますが、お客さまに迷惑をかけまいと、時には丸太を仕入れて自分たちで製材を行いました。こうした甲斐あって、厳しい年を生き抜くことができたのだと感じます。また広告展開を続けてきた成果が表れ、新規のお客さまを増やすことができた1年でもありました。

 -家づくりのこだわりは。

 私自身が大工であることもあり、木にこだわった家づくりをしています。木の特性を最大限に生かし、階段一つにしても熟練の大工たちが現場で丁寧につくり上げていきます。天井や柱など、木の質感が直接見えるつくりにすることで、徐々に変化していく色合いを生活の中で感じられます。長く住んでいて飽きのこない、大工ならではの家づくりです。

 -新しい取り組みについて。

 少しでも多くの方の住宅に携わるきっかけになればと、昨年「便利屋加藤」を始めました。不要になった家具、家電の処分や、軒先の塗装や庭の剪定(せんてい)など、内容は多岐にわたります。お客さまから次のお客さまを紹介していただく機会もあり、こうした縁を一つ一つ大切にしていきたいと思います。

 -今年注力する事業は。

 今年3月に、沖縄に新店舗を構える予定です。沖縄ではこれまで鉄筋コンクリート造が主流でしたが、ここ数年で木造の需要が増えています。木造にこだわってきた当社の技術や知識を生かしたいと考えています。県外の支店としては初めてで先行きは分かりませんが、果敢に挑戦していきます。