-2021年の業績は。

 上期の売り上げは目標通りに推移しています。コロナ禍のテークアウト需要に伴う食品容器は引き続き堅調ですし、1月に発売したテレワーク向けの吸音パネル商材「REMUTE(リミュート)」シリーズも好評です。22年3月期には売上高初の1千億円突破という目標を掲げており、残り3カ月間を全力で駆け抜けたいと思います。ただし利益面では、原材料となる石油の価格高騰の影響を受けています。コロナによる影響も懸念が残りますが引き続き動向を注視し、安定供給に努めます。

 -環境に配慮した商品の展開は。

 技術革新により、バイオマス素材などが生み出されており、当社では積極的に取り入れています。昨年4月には、社長直轄のサスティナブル戦略室を設置し、グループ全体で取り組みを加速させてきました。例えば昨年展開を始めた商材だけでも、家電リサイクル材を利活用した吸音パネル「テクセルSAINT」や海に流れ出る可能性のあるプラスチックごみを一部に利活用した物流パレットなどがあります。

 -東京五輪やパラリンピックでは、貴社の商材が活躍しました。

 東京五輪では、ボランティアスタッフ用の食材容器に採用されました。また東京パラリンピックでは、水泳競技会場となった東京アクアティクスセンターのコースロープを手掛けました。ともに植物由来のバイオマスプラスチックを使用しており、国内外に存在感を発揮することができました。

 -今年の意気込みを。

 4月にはプラスチックの資源循環を促す「プラスチック新法」が施行予定で、原油高も重なり、業界全体が変革期を迎えています。当社としても春には、バイオ素材の食品容器の生産を担う新工場の建設が始まります。創立70周年を迎える23年に向け、バイオマスプラスチックの国内リーディング企業としてのビジョンづくりを進めます。