―海外講師の授業をオンラインで行った。

 オンライン授業のアンケートで、長所として「自宅で自分のタイミングで勉強できる」との声が上がる一方、「孤立感を感じる」との短所も指摘され、長所・短所を把握できました。オーストラリアの高齢者ケア施設で長年看護師として働く方の講義をオンラインで行うことができ、今後も有効活用する予定です。病院での実習受け入れができない時期には、現場に近い状況を再現できる本学のシミュレーションセンターを活用しました。また、地域の方に見学してもらう機会も設けられました。

 ―新たな施設もできました。

 本年度からスタートしたリハビリテーション学部の施設として「フィジカルサイエンスラボ」をつくりました。病院に実際にあるリハビリの臨床現場を再現したような施設で、歩行や複雑な動きなどを機器を使いながら理論的に学べます。リニューアルした「地域連携支援センター」は、患者が日常生活を送る上で必要な動作のサポートについて理解を深める施設です。風呂やベッド、段差などがあり、どんな訓練をすべきかを学べます。

 ―本年度から始まった大学院のカリキュラムや状況については。

 看護学研究科には看護学研究、保健師、助産師の3コースがあり、看護学研究コースでは災害看護学という他の大学院には珍しい分野に力を入れています。学生の中には看護師として定年を迎えた人が保健師の資格を、また4年間看護師として勤務した人が助産師の資格を取得するために、本学の大学院に入学したケースが見受けられます。

 ―音楽療法の研究も始めました。

 リハビリテーション学部の教授らでチームを編成し、昨年9月から研究を本格化させました。高齢者を対象に、音楽を聞かせることで認知機能の向上が図れているかデータを取り、効果についてまとめています。